「あたりまえ」のこと
世の中(というと少し大げさかもしれないけど)では「今年の振り返り」と「来年への抱負」がせめぎ合っている。
ぼくにとってのそれは「たけのこの里」と「きのこの山」みたいなものでもあり、まぁどちらでも…といった感情しか持ち合わせていない。
だからといって、否定しているわけではもちろんない。区切りをつけるためにも、そういったことをキチンとしたい人が多いのは知っているし、理解している。
と一丁前に講釈しているにもかかわらず、親しい(と勝手に思っている)人のそれを読んでみて「ふむふむ」「なるほど」といった具合に頷いているのである。なんと面倒くさい人間なのだろうか。
ちなみにぼくはというと、とくにそういったことをしない。仕事であったり、そのほかのことで目標というか、「やりたいこと」を考えることは常日頃のこと。だから、あらたまって考えることをしない。日常的におこなっているというわけだ。
日常的におこなっているからか、大きなことよりも小さいことを考えることが多い。その積み重ねが結果として大輪の花となるのである。咲かないこともあるし、腐ることもあるけど、それはしょうがない。
ぼくは、なにごとも日常に組み込むことで「あたりまえ」にしたい、という考えがとても強い。ルーティーンとは言わないまでも、「特別」にしたくないのだ。
「あたりまえ」のレベルが上がれば上がるほど、豊かになれる。そんな気がする。
こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。