怒られるということ
怒られることは年々減ってきている。ちなみに、ここでは怒るじゃなくて叱るだ。とかそういう細かい話はしない。
そして、これはぼく個人の話だ。
会社づとめからフリーになり、「上司」や「同僚」という存在がいなくなったこと。そして、ひとつずつ年をとっていること、両方の理由がある。
子どもの頃はよく怒られた。両親であったり、学校の先生であったりだ。中学、高校ではそこに部活の先輩も加わった。社会人になれば、上司もそうだし、クライアントに怒られることもあった。
理不尽だったこともあったのは確かだ。
「そこには愛があった」とはまったくもって思っていない。
でも、不思議と「よかった」とまではいかないけど、ある程度のメンタルを手に入れることができたという事実がある。
生きていくには多かれ少なかれ、ミスをすることがある。大失敗もある。仕事ではもちろん、私生活においてもだ。怒られて当然だな、ということもあるし、だれかに迷惑をかけることだってある。
そんなときになにか言われても、ちゃんと受け止めることができるし凹むことなどない。凹むにしても怒られたことではなく、ミスをしたことに対してだ。
でも、今の時代は怒られることに慣れていないと思われる人が多くなった。怒られる前に逃げる人だっている。
月並みだけど、言われているうちが花なんだろうな。
怒られない人というのは、「とっても優秀な人」か、「相手にされていない人」だと思うから。
こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。