真顔で伝える感情

なにかと怒られる1日だった。いや、「怒られる」というよりは「おこられる」の字面が正しいような気がする。お仕事で編集者にキツく言われるとか、そういうことではなく、ちょっとしたじゃれ合い(当社比)のなかでのできごとだ。

こういった関係であるのもまた仲がよいからなのだろう、と考えている。

インターネット、いやSNSの発達で世界中にいる、あらゆる人と文字だけの関係を築くのはお手軽になった。その良し悪しは別にして、コミュニケーションがとりやすくなったことは事実として誰もが思っているだろう。

だからこそ大事にしなくてはいけない部分がある。昔の人は「親しき仲にも礼儀あり」という言葉で表してけれども、まさにそうだ。対面でのコミュニケーションではないため、息づかいや表情はわからない。

おもしろいね!とか笑とかw、顔文字、絵文字、スタンプなど簡単に感情を表すことができるとは言え、スマホの前では多くの人が真顔だろう。つまり、表情ひとつ変えずに「見せかけの感情」を伝えることができるのだ。

真のコミュニケーションはなにか? などと大きいことをゆうつもりはない。リアルで会ったことのない人とのコミュニケーション。それは簡単なように見えて、案外むつかしい。

親しき仲にも礼儀あり、の精神を忘れずにSNSライフを楽しみたいものである。


こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。