完璧な文章など存在しない

 今日は12月24日らしい。そろそろ日も変わるから、もしかしたら25日の人もいるかもしれない。この日を世間ではクリスマスイブ、クリスマスと呼ぶ。ぼくが小学校に入る前から知っていることだし、多くの人はそうなのだろう、世代に関係なく。

 この日—もちろん曜日にもよるが—街は日常とはかけ離れた非日常の空間を演出している。その演出に酔っ払ったひとたちが大勢おり、それはそれで微笑ましい。だけど、日常を求めているぼくにとっては、ちょっとだけ窮屈で過ごしにくくなってしまっていることは否めない。いつもの街のいつもの風景が見ることのできない寂しさみたいなものを感じていた。これは決して強がりではない。いや、ほんとうだよ。

 そういうこともあり、クリスマス的な短歌をいくつか詠んだ。イイネはそれぞれにつくのだけれど、ちょっと嫌なやつを演じたものが最も多かった。共感を得ることができたのだろうか。個人的に好きだったものは全く伸びず、これが伸びるのかーというのがぼくの印象だ。

何が言いたいかというと、出した作品を判断するのは自分ではなく読者(市場)である。アレコレ悩んでもしょうがないし、出してみる。それで反応を窺って次回作へと繋げればいい。これは、仕事でも一緒だと思うな。完璧な作品など存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。

 クリスマス短歌はこちら



こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。