知りたいから知る
興味を持つともっと知りたくなる。これは素直な感情だろう。
ぼくだと野球がそうだ。小さい頃にテレビで高校野球やプロ野球を見て、興味を持ち雑誌を買ってたくさん読んだ。選手の名前やルールをみるみるうちに憶えていった。
歴史のあるスポーツだけに、現在(当時の)だけではものたりなくなり、歴史も知りたくなった。そこから過去のことを少しずつ知識に変えていった。それこそ王貞治とか長嶋茂雄といったレジェンドもそこで知った。
もちろん、ぼくのこどものころはインターネットなどない。情報は新聞や雑誌、そしてテレビだけ。ちなみに、うちには車がなかったからなのか、ラジオを聞くことはほとんどなかった。
そこからの積み重ねでぼくの野球部分というか基礎知識は構成されている。
縁あって、いまはその野球を仕事にできているからぼくは幸運なのだろう。綱渡りかもしれないけれども、なんとかなっている。
知れば知るほど、もっと知りたくなる。
そんな感情の対象を仕事にするというのはどれだけ素敵なことだろう。
「それはまやかしだよ」とか「好きなものを仕事にすると辛い」などとよく言われるけど、そんなことはまるでない。
社会に出てから野球関連の仕事をしていたわけではない。ぼくが野球の仕事を始めたのは30代なかばを過ぎてから。おそすぎることなんてない。
やると決めたらやる。たぶんそれだけで生きてゆけるよ、きっと。
こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。