学んだこと

木下龍也さんと岡野大嗣さんによる短歌教室なるものへと足を運んだ。

トークショーは昨年も参加したけれども、短歌教室という括りで見ると、2年ぶりくらいだろうか。

ぼく自身、短歌を仕事にしているわけではないけれども、考え方はとても参考になる。

有料講座なので公にはあまりできない部分があるのはもどかしいが、非常に良かったということは間違いない。

その教室の中で木下さんは言う。

「テレビを見ろ、新聞を読め」

それに影響されるとか、そこから作品をつくれ、というわけではない。世の中の人の動きを知ることで、多くの人の考えることや共通認識が自分の中にできる、といった意味合いも含まれている。

これは野球なんかでも同じように思う。同じことでも、常識や共通認識がわかって上で発信しているのと、突拍子もなく言ってるのとでは意味合いが違ってくる。

フリーライターでは相場観なんかも同じようなことが言えるのではないだろうか。他人や他社がどんな値付けをしようが、自分で価格を決めればいい。相場観に左右される必要はないのである。

でも、相場観を知ったうえで提示するのと、なにも知らずに提示するのではやはり意味合いが違ってくる。勘違いしがちだけれども。

常識はずれなことを言っている人(他社)も多くは、常識を知った上でアイデアなり作品を生み出しているはずだ。

だからこそ、ぼくはどの世界線でも通用する共通認識は頭に入れておきたい。

こちらサポートにコメントをつけられるようになっていたのですね。サポートを頂いた暁には歌集なりエッセイを購入しレビューさせて頂きます。