マガジンのカバー画像

WebMagazineタマガ

34
多摩美術大学芸術学科フィールドワーク設計ゼミが発行しているウェブマガジンです。芸術関連のニュース、展覧会評、書評、美術館探訪記、美術家のインタビューなどアートにかかわる様々な記事…
運営しているクリエイター

#ギャラリー

【タマガ体験記】カフェでポタリーペインティングをやってみた @ぽたかふぇ。(東京・高円寺)

 2023年10月、東京・高円寺にある「ぽたかふぇ。」を訪れた。2012年4月にオープンした、ポタリーペインティング(陶器の下絵付け)ができるギャラリーカフェだ。カフェを営業しながら、展示とポタリーペインティングのワークショップを行っている。このほど、記者は陶器に絵を描く楽しみを体験すべく、同店のワークショップに参加した。  店に続く階段を上り切ると、店長の松永美樹さんが笑顔で迎えてくれた。店内には作家のイラストや絵画、松永さんお気に入りの雑貨などが飾られていた。 ポタリ

3331 ARTS CHIYODAでアートフェアを楽しむ/NFTアートも販売

「3331 ART FAIR 2022」(東京・千代田区のアーツ千代田3331で10月30日まで開催)の内覧会にプレス関係者として参加しました。1階のメインギャラリーでは26のギャラリーが出展、2階の「体育館フロア」では鷲田めるろ氏、藪前知子氏ら著名なキュレーターや全国の美大、アキバタマビなどが選定した作家の作品を展示するなど、アーツ千代田3331としてはかなり大掛かりなイベントとして開催されていました。 会場の旧練成中学校については千代田区とアーツ千代田3331の運営母体

自然に囲まれたDIC川村記念美術館で「クリストとジャンヌ=クロード展」を見る

 8月も終わりに近づく頃、ふと今年の夏に思いを馳せた。現在も新型コロナウイルスの影響が続く中、休業している施設も多く、外出する機会が減ったという人も多い。不要不急とされるものから娯楽が除外されることに落胆を覚えた人も多いだろう。そこで一度都会の喧騒(けんそう)から離れ、美術に触れてみるのも悪くない。目的地は千葉県佐倉市のDIC川村記念美術館。終わりかけた夏の思い出づくりに、広大な自然の中ひっそりとたたずむ美術館はぴったりだった。  8月29日。京成佐倉駅から無料の送迎バスに

コロナ禍で変わる「ばえる」概念

美術館に「ばえる」という概念は何をもたらしているのか。オンラインメディアに造詣が深いキュレーターの四方幸子氏(キュレーター、批評家/多摩美術大学・東京造形大学客員教授)に聞いた。 本記事は、多摩美術大学芸術学科フィールドワーク設計ゼミが発行しているアート誌『Whooops!』Vol.29(2021年10月21日発行予定)P.10に掲載される同タイトルの記事のフルヴァージョンです。Whooops!誌からの問いに対して四方氏が答えるQA形式で記事を構成しております。 はじめに

過去の「タマガ」記事(2021年8月以前)

2021年8月以前の「タマガ」記事はこちらをご覧ください。 主な記事 ・未知なものがふと体に入るとわくわくする/鴻池朋子さん ・チームラボが禅の「円相」をテーマに立体の書に挑戦 ・アルチンボルド的徳川家康登場/こんなアートがあってもいいじゃないか ・彼女はなぜ紙を切り続けるのか――ポンピドゥーセンター・メッスで阿部幸子がパフォーマンス ・大震災とアーティスト