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住めば都、とは

一年ほど前に、夫の転勤により引っ越しをしました。

以前住んでいた場所には人がたくさん住んでいて、都会までの交通の便も良く、他県にも行きやすく、色々な楽しみがある場所でした。そこに4年ほど住み、慣れ親しんできた頃の引っ越し。
引っ越したのは隣の県でしたが、以前の景色とはガラっと変わり、高いマンションや建物は少なくて、周辺には田畑も多く、人口密度も少なめ、知り合いもいない場所。
初めは戸惑いましたが、もともとまあまあな田舎出身なので。景色に関してはすぐに慣れました笑。
何より、少し行けば山があり、海がある。ということは美味しいものがたくさんある。今は素敵な環境だと思っています。そして、人が親切で優しい気がしています。

以前住んでいた場所からお友達が遊びに来た時に、「ご飯屋さんのお店の人とか、みんな親切だね」と、彼女が言いました。たまたまその日に話した人達が親切だっただけなのかもしれない、という可能性もありますが、そう言われてみればそんな気がする、と、私はこの町がもっと好きなれそうなそんな予感がしました。田舎だね、の一言ではなく、素直にポジティブな言葉をくれる彼女がやっぱり好きだなあ、と改めて感じた日でもありました。

前いた場所に戻りますか?と聞かれたら、便利で慣れ親しんでいて、知り合いや友達がいるという安心感のあるあの場所に戻れることを嬉しく思う自分もいますが、今の場所も良くてそれぞれに良さがある。
以前の思い出や人との繋がりを大切にしながら、新しいものを受け入れていくことはそんなに難しくないように感じています。
もちろん、環境にもよるのかもしれませんが。。

今の世の中、この状況で、何とか以前のように、と、もがくこともあるかもしれません。その中でも新しく見えてきたもの、気づきを少しづつでも増やしていけたらなあと思う日々です。

「スーパーに行ったら、いつものパスタが無かったよ」と、何気なく夫に話したら、「無いなら無いで、無理して今食べる必要ないんじゃない」と、冷静な回答。
本当にそうだな、と思うこの頃です。

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