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ねこさんとの出会い 続編

我が家がねこさんをお迎えした時のことについて書いています。
お店からお迎えした理由について、「ねこさんとの出会い」に書いたその続編です。

理由2について(価格が大きく値下げされていて手の届く予算内だった)
「ねこさんとの出会い」に、うちの子をお迎えすると決めた前の日にお店を通りかかってうちの子をみかけたと書きました。
その時点では、「明日もう一度見に行こう!あんなにかわいいのだもの、もういないかも……」と思っていました。次の日は、遅起きの夫を待って、昼過ぎに見に行きました。道すがらも夫に、「もういないかも」と何度言ったことか。夫が朝遅いことはわかっていたので、午後だからもういないかもしれないと何度も切なく思いました。
自分でもおかしいなと思うのは、この時点でお迎えしようと決めてもないのに、切なく思っていたことです。どうしても、うちの子を間近で見たかったのです。

夫婦の間で「猫をお迎えする」ということをどう考えていたのかといえば、後ろ向きではあるものの、お互いに猫が好きであることはわかっていました。夫はよく、野良猫の写真を撮ってきては見せてくれましたし、夫の実家には野良猫が居ついており、かわいがっていました。
わたしが猫と一緒に暮らしたい!と、かねてからずーっと思っていたのを夫は知っており、いつか、ワタシに、猫を飼う楽しさを教えてあげたいと思ってくれていたそうです。
お迎えになかなか踏み切れなかったのは、ワタシ自身が植物を枯らす天才であることと、継続して何かをやり遂げるということが趣味のレベルでは苦手だからです。これについて書くと、ワタシの実家の母と祖母は、いわゆる「緑の指」を持っていて、枯れかけの植物も母や祖母の手にかかれば見事な復活を遂げることが多くあります。夫も、「緑の指」の持ち主で、植物のお世話が得意です。ところが、ワタシの手にかかると鉢植えのものは枯れてしまいます。本当にやるせない気持ちになってしまいます。継続して何かをやり遂げることについて、趣味のレベルでと限定したのは、仕事のルーチンワークは苦にならないからです。習い事も続かないし、通信教育も続きません。気が付くと忘れてしまっていて、何日も何か月も放置してしまうこともザラにあります。そんなワタシが猫の世話を、おシモの世話を含めて継続できるのか、自分でもそして夫もみんなが不安に思うことは間違いないと思います。誰が聞いたってそうですし、そんな人に生き物を託すのはできないと思うに違いありません(注:今現状は、苦ではありませんし、お世話が大好きです)。事実、夫はダメだと言い続けていました。ワタシが自分でお世話をする自信がないなら飼えないと言っていました。
ワタシは、自分でも正直なところ驚きなのですが、うちの子のお世話を欠かしたことは一度もありません。ご飯も、おシモのお世話も含めて全部です。
うちの子がワタシを変えてくれたと思っています。

そして、お店に到着して高鳴る胸を抑えながら、ドキドキして猫の展示ブースを見に行くと、いました!うちの子がいました!また会えたことが嬉しくて嬉しくて、天にも昇る心地でした。
うちの子は、お店で用意しているベッドに乗って、眠たそうにふちをふみふみしていました。その様子は、愛想を振りまくためにというよりも、マイペースに自分がやりたいからやっているというように見えました。お店の子たちは、ワンちゃんも含めて皆、「僕を私を連れてって!連れて帰って!!!」と、愛想を振りまくことに必死なように見えましたが、うちの子はマイペースそのもので、「連れて帰ってほしい、おうちがほしい」というよりも「なんだかわからないけれども私は今これをふみふみしたいからふみふみしている」というように見えました。
早速お店に入って、窓ガラス越しにうちの子を見て「かわいいなぁ」「かわいいね」と夫とつぶやきあって、自然と、抱っこさせてもらいに行こうという流れになりました。入店した時の獣臭はほぼ感じず、お店の努力も感じました。
感じの良さそうなかわいい女性の店員さんに声をかけて抱っこさせてほしいとお願いすると、展示ブースを開けてうちの子を抱き上げて中から出してくれました。ワタシたちは手の消毒をお願いされたので協力しました。かわいい店員さんは、まだおうちが決まっていないと教えてくれました。
抱かせてもらうと、とてもふかふか!うちの子の重みを感じて、幸せな気持ちになりました。夫と交互に抱っこしていると、すぐにメロメロに。店内の席へ案内されて、抱っこしながら座るともう、離したくない!という気持ちになってしまいました。
ワタシは猫を抱っこするのが初めてでしたが、うちの子は泰然自若としてじっとしていてくれました。一緒に暮らし始めたら実は抱っこが苦手ということがわかったのですが……。夫と抱っこを交互にしながら、健康状態について詳しい話の説明や、個体金額を含めた初期費用など、店員さんの話を聞いていると、夫はうちの子としてお迎えすることを快諾してくれました。
お店で説明を聞きながら、うちの子を抱っこしていると、目の美しさ、毛並みの美しさなどにも気が付くことができました。かわいい店員さんのうちの子に対する態度からも、大事にしてくれていたということが伝わってきました。おうちが決まるまでの間に、愛情をかけてくれていたことがわかりました。それも、うちの子をお迎えした理由の一つです。

個体金額は、一番高い生後3か月ごろのピーク時から3~4分の1程度に値下げされているとのこと。そのほかに、生後受けたワクチン代金やマイクロチップ埋め込み代金など、諸費用も掛かりました。
6か月を超えてしまうと、大幅に値下げされてしまう子猫たち……。お迎え先が決まらなかったらどうなってしまうのか、その先のことは、インターネットの発達した現代のIT文化で様々な人が伝えてくださっていることで、想像することはできます。

お迎えすることに決めたワタシたちは、準備が整っていなかったこともあり、すぐにおうちに連れて帰ることはできませんでした。前払金をお支払いして、一週間後に再度お迎えに行くことにしました。
かわいい店員さんに必要なもののことをよく聞いて、一週間の間に準備しておくことにしました。その日は、うちの子がいつも食べているご飯や食器、水飲み用の器具、おもちゃ、お店で使っているというトイレの猫砂を買って帰りました。
そのほか、準備したものもありますが、それはまた後日に記述したいと思います。

続く

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