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好感度があがっちゃう瞬間を聞いたらドキリとした話

我が家の本日の朝ごはん中のテーマ!
「好感度について」

どんな時に、あぁ〜この人いいなーと思うか?

わたしの場合、有りがちだけど完璧っぽい人の抜けてるところをみたら、人間味を感じて、好感度が上がる。

最近まさにそのパターンに遭遇した。
えっ! この人が!こんなに極度の方向音痴だったの?
と、新発見した古くからの知り合いがいる。

とっさの判断、瞬発力が試されるような救命救急の第一線で活躍してきた人。

しっかり者の最上級に君臨。
なんでもこなす。
そつなくこなす。  
まさに、命を預けるに値する人。

プライベートでもさりげない気配りが完璧。
去ってから、功績がジワジワ伝わるみたいな置き土産を投下していったりする。
泣かせるような、なんとも粋な計らいもしばしばぶっ込んでくる。

とにかく、敵わんそんな人。

ある日の車でのおでかけ。

「あれ?こっち?」
「えっ?」 
「ここ、どこーー!」

今まで、何回も一緒に通ってきた道でいきなり方向を見失っている。

生まれ育った、おなじみの道でまさかの迷宮入り。

「実は…極度の方向音痴なの…」

今さらの、カミングアウトにびっくり。
とりあえず、ナビゲートしつつ無事に目的地に到着。
ちなみに運転はすこぶるうまい。

しっかり者の極みのようなポジションにいた彼女のまさかの方向音痴を知って、途端にもっと好きになった。

人間っぽいねー。

と、いう話をしたら、お次は主人が、

「失敗を話せる人」

「その理由も語れる人」

「失敗って、そもそもあんまりバレたくないやろ?」

「それを隠さず話せるっとことは、低いところに自分を置いてる」

「理由が話せるのは問題点がわかっているから、同じ失敗をしない。」

「そんな人がかっこいいなーと思うし、好感度があがるわ」

「特に仕事面で、素直に失敗を認める方が結果的に解決が早いし。」

おーー。確かに。わかる。

わたしは隠ぺい体質なので、あわよくば隠し通したい。
バレたくない。
できないヤツと、思われたら終わりだ。嫌だー。

保身が、一番に心をかけめぐる。

でも、隠してみても…経験上、だいたいの失敗は結局いつかバレる。
隠ぺいして、闇に葬ろうとした行いが、バレるほうが余計にダサい。
ほんで、単純に迷惑。

失敗を認めれる人は、確かに好感度が高い。納得の一票!

続きまして、中2の長女

「ピンチに動じない人」

「なんか事件起こったときに、冷静な人みたら、ほっとするから」

「それに、慌てたり、動じてたら、周りも心配さすし」

「結局、どんな時にも思いやりが先にあれば、行動が変わるから」

「気づかい、思いやりが全てやろ」

「前クラスで事件が起こったときにめっちゃ冷静な子がおって、好感度もったわ〜」

と、一気やん。
語るやん。

「おぉぉん、そやな」

間抜けな返答しか、出てこん…。
あなたは、マジで14歳?

わたしの方向音痴のお茶目さんったらエピソードの浅さよ…。

浅さもさることながから、それを聞いてドキドキしてきた。
わたくし…めっちゃくちゃピンチに弱いんすけど。

この2~3年で、度々起こる我が家のホップ・ステップ・パニック!!
その都度、まんまと動じてる。
慌てる。
泣いてる。

もうほんとにダメか…人生の一番のピンチには、自分を保つことが出来ずにいた。
なんもかんもをさらして、一度だけ長女にしがみついて泣いた日もあった。

大人が取り乱す姿をみせてしまったことは、今もずっと、後悔している。

だから、今回の長女のピンチに動じない人発言が、グサンと胸に刺さる。
クラスのって…わたしの過去の振る舞いから、反面教師でそう思ったんちゃうのん?と思えてしかたない。

一人の人間の前に、どんな時も母のままでいたかった。
大人はピンチで泣かない。大人は強い。

わたしの大人のイメージがそうなのは両親がどんな時でも大人でいてくれたから。

心で悲鳴をあげるような日もあったかもしれない。それでもいつも、父と母は1人の人間を出す前に、どこまでも父と母でいてくれた。

わたしにはそれが出来なかった…。
どうしようもない情けなさが襲ってくる。

長女のわたしへの好感度…爆下がりやん…。ねっ??

どこか同じ歳の子より、早足で大人になってしまった感のある長女。

テーブル越し不意に顔を見たら14歳のガールじゃなくて、20代のオフィスレディーが座ってるように見えてしまう時がある。

時々、みせる大人びた表情に胸がキューーっとなる。

何も考えずにすむ、呑気な子ども時代を奪ってしまったようで、心がカサカサする。

家にどんな事件が巻き起こっても、いつも冷静に「わかった」と全てを受け入れてきた長女。  

一度超えてしまった心の壁は逆戻りはできないけど、せめてこれからは安心を与えてやれる存在でいたい。

完璧な大人、母にはほど遠いけど、
カサカサを潤いに変えるべく!

もう少し好感度上げにかかるので
待ってておくれ。

何があっても、ビクともしないnewモデルに仕上げてくるから。

母のある日の決意をここに。









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