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読書力がつく指定の100冊!を読んだら本当に読書力は上がるのか?主婦と子ども3人による人体実験④

森鴎外とか読んじゃってる自分に酔いしれてる今夜。

チャレンジ4冊目!

現在、取り組み中のチャレンジ内容はこんな感じ

読書はスポーツだ!

「読書力」著:斎藤孝



これは齋藤孝さんのご著書「読書力」に出てくる言葉。

「読書力」を要約すると読書は、自分を鍛えることができるツールである。
筋トレと同じく継続して鍛えることによって身となる。

読書好きと読書力は別のものであり、好きな本を読むのと読書力をつけるために読むのとでは読書をする行為は同じでも精神構造に大きな差が生じる。
その差が、読書力なのだ。

齋藤さんが提唱する読書力がつく目安は文庫100冊。そしてどの本でも良いわけではない。ある程度の読書力をつけるために必要な100冊がある。

ご著書で齋藤さんは読書力の筋トレに相応しい文学作品をご丁寧に100冊紹介してくれている。

読書力を高めるための読書!

やってやろうじゃないか!読書は好きだが、読書力があるのかと問われると?が浮かぶ…。?が飛ぶようではきっと無いのだろう…。
100冊読み終えるころに精神構造と読書力は果たしてどこまで変化してUPしているのだろうか?

ブラックサンダーを餌に、3人の子どもたち(小4.小6・中2)も巻き込んで!

いざ、実験の記録をここに。

①はこちら↓


はじめましての森鴎外。

山椒大夫・高瀬船

1915年(大正4年)森鷗外が53歳のときに書いた 代表作『山椒大夫』を含む短編小説。

約100年前。年代ものだ。
全体的に漢字がページを覆っている。さらにドイツ語やフランス語がそのままカタカナ表記になってたりするので、ときどき?がプカン。

これはきっと小学生ぐみ2人には厳しいだろうな…。ギリ中学生の長女だったら話によっては面白いかもしれない。

齋藤孝さんは、読書力を高めるためには読みながらある程度の精神的緊張を伴う必要性を説いている。

「思考力を鍛える」ためだそう。

まさに!『山椒大夫・高瀬』は緊張感を持たないと油断して、だた文字の羅列を眺めているみたいになる。

内容がまったく頭に入ってこないので、何度も往復するハメに…。

行きつけ戻りつつ、確かに思考しなが読むことになった。

作中の一つ、『興津弥五右衛門の遺書』は、わたしには難解で…緊張感をもってしても、「ちょっと何言ってるか分からない」サンドウィッチマン状態になってしまったけど。

全体的には、生き別れ・命・死を連想させる重みのあるテーマが多かった。

安楽死のぜひが問われるも、時代を経ても未だに正解はない。

生はときに死を超える残酷さを孕んでいる。
いろいろと考えさせられた。

個人的には、いかなる理由があっても生を全うしたい!するべきは!はあるけど…
それは極限において、きれいごとにすぎないのかなーと。

ときどき出くわす安楽死についての考察。今回もその答えは出なかった。

読書筋がついて、今よりマッチョになったころに再読して自分の成長を確かめてみるのにいい本だなーと思った。

『興津弥五右衛門の遺書』の面白みがわかるころには、さぞ筋肉が盛り上がっているだろう。

筋トレだけあって、努力を要するものだなーと4冊目ににしてちょっぴり疲労…。

そんなときは娯楽の読書が気分転換になる。

もう何周も読んでいる本。

又吉直樹さんのエッセイ集『第2図書係補佐

好きすぎる1冊

お気に入りのところを、癒しの意味をこめてこめて一編だけ読んだ。

何回読んでも、今日も、オモロい。

この本は、又吉さんが読んできた本の1部を紹介するエッセイ集。
それはもう独特の切り口に虜。

現在チャレンジ中の100冊もこの本に何冊も紹介されている。
自分の感想と照らし合わせて読むと一層面白さが増す。

筋トレと同じだけあって、読書の筋トレにも緩急が必要だ。一旦お気に入りを挟むことで、再び集中力が増した。

腹筋ばかりしていると飽きる。有酸素運動を取り入れたり、ストレッチを加えたりして、トータルで体を仕上げていくように合間に好きな本や、読みたい本を挟むことで、読書力の底上げができたらといいな。

こどもたちにも飽きたら違うものを読んでリフレッシュを進めている。

そんな3人の進み具合は、

・小6長男は、町田康の『くっすん大黒』継続中。クセにやや苦戦中も残り1/3 ガンバレー

・中2長女は、この前わたしが読み終えた椎名誠の『椎名の哀愁の町に霧が降るのだ』半分経過。
面白がって読み進めている。

椎名誠の青春小説を読みながら母子の会話。

「ママの大学生時代こんなんやった?」
「いやそれは、だいぶ古い。だけど学生の青春はいつの時代も最高に楽しいで~」
「わお!たのしみっ」

・小4次女は、『古典落語』の本を今日から。吉本に入りたいぐらいお笑いズキなだけあって落語との相性はまずまず。
若旦那ってだれ?
勘定ってなに?
落語に出てきがちなワードが新鮮みたい。お笑いの肥やしにておくれ。

明日もやるぞー!

よかったら②と、③もどーぞ↓


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