読書力がつく指定の100冊!を読んだら本当に読書力は上がるのか?主婦と子ども3人による人体実験②
親子で読書100冊チャレンジ!
始めた経緯はこちら
始めたばかりのチャレンジ、着々と継続中。
チャレンジ達成にむけての我が家の読書のルールは今のところこんな感じ
↓
夕飯後20分読書の時間を毎日設ける。
各々で開始するより、大層だけどタイマーまでセットして儀式めいたスタイルで行うと一体感が出てみんなで一つの目標に挑む暑苦しい感じがなんか好き。
20分たったら後は自由。そのまま読み進めてもヨシ。辞めて別のことをしてもヨシ。
始めてよかったな~と思う効果は、TVを見なくなった。元々TV好き一家ではないけど、このチャレンジ始まめてからますますTV離れが進んだ。
20分を読み終わってからも、自分の進み具合やどんな内容だったか語る時間が増えた。
こども目線の感想ってそこ?が多くて面白い。小説の内容より、漢字の形や特定のが描写が気になるみたい。
「新潟の潟って、すき間がないとあかんの?」とか、
それぞれが今は違う本を読んでるから前後関係がようわからんけど、
「カニが竹の中に入っててな~、竹を燃やしてカニも殺すねんで…コワっ」
どんなシチュエーションでなぜにカニが? 竹とか?
?がプカプカ飛び交うけどそこが気になるのね~がわかると子どものそれぞれの感性が見えて面白い。
他には…小4次女が漢字と、言葉の意味を都度、辞書を引いて調べるようになった。
「ママ~西瓜ってどう読むん?」
「欄干これなんて書いてんの?」
「いななくってどんな意味?」
こんな感じで最初は、まずはわたしに聞いてくる。
「西瓜はスイカやで。」と教えると
「スイカに漢字あるん!!へえ~」と感心する次女。
「欄干はらんかん。らんかんって何やと思う?」
「辞書で調べてみよや。」
欄干【橋・縁側などのふちに人が落ちないように縦横わたした木。また飾りとして設けたもの。】
絵にかいて説明すると、
「あっ橋の端のやつね!」と合点がいく次女。
「いななくって?えっ何?」
なんそれ? わたしも知らんけど…
再び辞書の登場
いななく【馬が声高く鳴く】
「つまりヒヒーン的なやつやね。」とウケル次女。
純粋に知らないことを知るを楽しんでいるご様子。
次女のそんな好奇心にまみれる姿をみると母はうれしいぞ!
まだ始まったばかりのチャレンジだけど、子どもの成長のびしろってのは、こんなところに潜んでいる気がしてならん。
そして、わたしの今日の一冊はこちら
クセがすごい(千鳥ノブ風)
だけど、そのクセから滲みでる面白みがそこらに潜んでいる。
この本は、電車で読みながらおっかしくて何度か吹き出してしまった。
働きたいくなどうしようもないヤツのどうしようない日常がひたすら一人称で語られるなんの生産性もない物語がこんなに可笑しくかけるかね~とこれが町田康の処女作だという技量に惚れちゃう。
この本は、先に中2の長女が読み終えていて
わたしが読み始める前に
「ママ~この本、めっちゃおもろいから」と託されていた。
中2の長女にこの面白みがわかる感性が備わっているのが母は何だか誇らしかった。
勉強がバツグンにできるよりその方が嬉しい。
調子にのって長女に
「わたしらが14歳どうしで同じクラスにいたらさ、絶対親友になれるな!」
と熱く語ったら
「いや~ママはいつもジタバタしてるから無理!!」
バッサリぶった切りの刑にあった、残念…。
いいもんねーだ。親友にはなれないけど親子ですから。わたしの子よ。
最後におまけ
次女がダンボールで作ったミニ工作本がツボだったのでご紹介。
これ、かわいない?
100冊チャレンジを色んな角度から楽しむ今夜の我が家なのでした。