見出し画像

おばんざいと日本酒や〜11月〜 

不定期開催を始めたおばんざい屋さん。今回は日本酒担当の京香と2人で開催。ここ最近は誰かとコラボして一緒にお店を開くことが多かったので、今回は2人で秋をテーマにしておばんざいと日本酒を出しました。

いろんな人に来てもらい、20名以上の方に来てもらい終始賑わっていました。
今回も取り分けるスタイルで

おばんざい 

秋の野菜をたっぷり使って4種類のおばんざいを作りました。

・きのことさつまいものバルサミコ酢ソース和え 
秋野菜をたっぷり混ぜ和えました。ジューシーに炒めた豚挽肉と、ローズマリーやローリエなどのハーブや、レモンも和えてます。コクとさっぱりさが楽しい。粒マスタードもお好みで足してね。

・柿とほうれん草のマリネ 
まだまだ秋。完熟で甘い柿と、京都の農家さんから届いたほうれん草をたっぷり混ぜ合わせた、甘くてさっぱりしたサラダです。モッツァレラチーズとカマンベールチーズがアクセント。酒粕とカルダモンオイルが隠し味。

・なすと菊芋とお揚げロールの出汁かけ 
富士吉田で買ったなすと、京都の菊芋を。トロトロでホクホクしてます。にんじんと葉野菜を巻いたお揚げロールも。

・〆の出汁あんかけにゅうめん 
あんかけ出汁がとろっとしてます。タラ、すだち、九条ネギと一緒に。

そして今回は甘味も用意。
・黒豆と八ツ橋 
柔らかい黒豆に上品な抹茶をまぶさせたお菓子。それと京都の名物八ツ橋を、食後のお菓子にどうぞ。

今回もお野菜は京都の知り合いの農家「咲里畑」さんより仕入れました。京都市西京区で農薬や化学肥料を使わずに野菜を育てている農家さんです。

日本酒

今回は5種類用意しました。

・玉川 ひやおろし 純米 木下酒造 (京都)
玉川ひやおろしの貯蔵方法は明治時代の日本酒通が絶賛した
「生詰め」(冬に造った新酒を春先に火入れをし、秋に2度目の火入れをせず)で出荷している。杜氏は英国出身のフィリップハーパー氏。自然界でも秋には多くの実りがあるように、搾ってからひと夏を越えたひやおろしも、実りの秋を迎えました。じわじわと味が乗り、果実が熟すように、酸味と渋みをやわらげる旨みが増しています。

・日日  山田錦 生 日々醸造 (京都)
2021年冬にお家騒動があり、2022年5月、「澤屋まつもと」松本酒造の元杜氏である松本日出彦氏が、今まで培ってきた全てを込めて新たに京都・伏見にて「日々醸造(ニチニチジョウゾウ)」を誕生させます。
蔵の名前の由来は禅語のひとつである「日日是好日」と酒造りへの想いを重ねて付けられたそう。仲間と共に一日一日良い日として生き、美味い酒を造り、日本酒蔵として、これからの時代の役割を果たしていくという意味が込められています。

・碧天 純米 雄町米 ヨイキゲン酒造
地元で収穫された雄町米を自家精米して使用。
低温醗酵でゆっくりと醸しています。
すっきりとキレの良い口当たりの中に、雄町米ならではの旨みとコクがあり、料理と合わせて飲みたい食中酒です。ちなみに日本酒担当京香が日本酒を好きになったきっかけの蔵元でもある。

・伊七 辛口雄町特別純米  熊屋酒造
なんと創業1716年。300年以上の歴史があり地元で長く愛されている酒蔵です。毎年の新酒祭りでは朝からの長蛇の列が風物詩となっています。
雄町米のお米の旨みとスッキリ爽快感あるキレが特徴のお酒です。

・かもみどり 雄町純米吟醸 丸本酒造
お米を30年以上自社で栽培されている農産酒蔵です。お米オタクの丸本さんのお酒愛お米愛はとてつもなく話を聞く度に感動します。夏に仕入れたお酒ですが熟成が進み淡麗辛口から少し丸みを帯び少し濃醇へと変化を遂げていて美味しいです。

おばんざい屋を通した想い

今回たくさんの方にお越しくださりとても嬉しかった。
今回も季節の食材を使ったおばんざいを使いました。「人と自然が共生する」ことがいいと思う中で、日本には四季という自然の移ろいがあり、それに従うのが自然のリズムと共にいることになるのではないかと。そしてそれが今できることだと思っています。「自然のリズム」と言っても、すべてが自然ではなく人が手入れし人の手で作っているものなので、実際自然よりも人の営みや欲が優っているのかもしれません。と考えると、自然のリズムって何を持ってそうだと言えるのか?…なんて考えてしまいますね。

何にせよ、旬の食材を通して、味わいはもちろん、その背景に触れたり新しい出来事や人に出会うことも楽しんでもらいたいなと思っています。

—————————
おばんざいと日本酒や
date: 11.6(日)19:00〜22:00(L.O. 21:30)
place: BONUS TRACK
food: 春那のおばんざい4種類ほど ¥600~
sake: 京香セレクトの日本酒 ¥600~



いただいたサポートは「食」を発信する活動に使わせていただきます^^