些細な気付きとアクションが人生を変えることがある
今朝目覚めるとこんなLINEが届いていた。
ウィーン在住のYurinoさんからだった。今となってはキリストを基としたファミリーのような女性だが、1年前まではSNS上だけでの薄い繋がりしかなかった。
不思議な出会い
いつからかは全く記憶にない。
Twitter(X)とInstagramでどちらからともなく相互フォローしていたのだが、直接の面識はなく、個人的なやり取りも「いいね」を押し合うくらいしかなかった。ただ私は真摯なキリスト教信仰を持っている人だなと感じるとフォローさせて頂くことが多いので、彼女もそんな一人だったのだと思う。
ちょうど1年前にInstagramのストーリーに彼女があげていたのがこれだったそう。
相互フォローしていると言ってもそんなに頻繁にSNSをチェックしているわけでもなく、彼女の投稿を特に注視していたわけではないのだが、彼女がこのストーリーズを上げた24時間の間にたまたまこれが私の目に留まった。
コロナ禍がひと段落し、急速にインバウンド客が日本に戻ってきて、国内旅行や出張も回復基調にあり、東京の宿泊代が高騰していることはよく知っていただけに、この切実な内容が心に残ったのだ。
その前後の彼女のポストなどを改めて辿ってみると、ドイツ人と結婚して現在ウィーンに住んでいること、コロナ禍で仕事がなくなって大変だったこと、近い将来日本をベースにして神様のために何が出来るのか模索していることなどがわかり、観光や物見遊山で東京来たいわけじゃないなら、神の家族としてお手伝いできることがあるかもしれないと思ったのだ。
私は旅行業務に長年携わっていたため、最初は穴場的な宿泊施設が見つけられるかもしれないと考えたので、とりあえずDMしてみることにした。
すぐに返ってきた返信によると、1ヶ月半にわたる長期で彼女ひとりだということだった。
それだと流石にどんな穴場ホテルでも彼女の予算には収まらない。もっと滞在は短いと思っていたので、知人のマンションのゲストルームに空きがあればちょうどいいかも、とも思ったのだが、期間が長すぎてそれもNG.
おせっかいで声をかけてはみたものの、やはりお断りしようと思っていた矢先、頭の中にパッとライトが灯ったように思い浮かんだことがあった。
アドナイ・イルエ(主の山に備えあり)
私の植えられている教会の信徒の方で、教会から徒歩2〜3分の場所にアパートを1棟所有している方がいる。ご本人はドイツ人と結婚し(何とYurinoさんと同じ!)現在はドイツ在住。
アパートオーナーとして一般に賃貸しているのだけれど、そのうちの1部屋を特別に信徒枠みたいな感じで教会メンバーである女性に貸していたのだが、その女性は前年に結婚して千葉県に転居したのだった。
ひょっとしてその部屋が空いているかも⁉️
その後の細かい経緯は長くなるので端折るが、案の定、1DKの1人で生活するには十分な部屋がそのまま空室となっており、彼女の予算の半額以下で提供できることとなったのだ。
しかも池袋駅まで徒歩10分強、繁華街からは外れた住宅街で、前の住人がそのままにしていったベッド、冷蔵庫もある。
zoomで初めて対面したYurinoさんは、想像通り、しっかりとしたキリスト教信仰に立った方であり、彼女が何故このタイミングで日本に行く必要があるのかも、よく理解出来た。
そのことをアパートのオーナーに伝え、相談した結果、池袋の住人に!
アドナイ・イルエ。主の山に備えあり。(創世記22:14)
アブラハムが愛するかけがえない一人息子・イサクを犠牲として捧げよと命令され、苦渋の中、我が子に剣を振り下ろそうとした時、神は藪に角をひっかけていた犠牲の羊を備えて下さっていた。それは彼の信仰ゆえであった。
彼女にしてみたら、人生のピンチ、岐路に立っていての東京行きビジョンだったので、今考えるとこれは主なる神が備えられた必要不可欠な出会いだったのだ。
こうして彼女は去年のイースターに東京に戻ってきた。そして1か月半池袋に滞在し、いったんウィーンに戻って、11月に再び池袋に帰ってきた。もうハラハラドキドキせず、安心して拠点に戻ってくるように。そして今年の1月いっぱいまで3か月の東京滞在で様々な道が示され、充実した滞在となったようだ。
そのあたりのことは、彼女自身がWEBマガジンにエッセイとして記しているのでぜひ。
恵みは双方向
Yurinoさんという女性は実に豊かな才能の持ち主である。俳優, マルチクリエイター、UX/UI, グラフィックデザイナーとして活動している。
彼女の東京滞在中、近いということもあり私の教会にもよく来てくれて、礼拝を共にし、バイブルスタディーにも複数参加され、ゴスペルミニストリーでは
「示されました!」
とフライヤーまで無償で作って下さった。
クリスチャン俳優・水澤心吾さん主宰の朗読劇「恋に落ちて」に出演し、私も家族で観劇させてもらい心から感動したものだ。
一見派手な世界にいる人のように感じるかもしれないが、彼女の全ての活動の基準は、「神の栄光のためになるかどうか」であった。
だから芸能関係の魅力的なオファーがあっても、その基準に照らし合わせ祈ってNoと判断する信仰を近くで見させていただいた。
また、同世代の私の娘とも友達になってくれて、同世代のクリスチャンの友人がいなかった娘にとっても素晴らしい出会いとなった。
彼女は神のみこころを求め、自分の人生の進むべき道を必死で探すために東京に戻ってきたわけだが、全く想定外にそこに関与させてもらった私の側にもたくさんの恵みがもたらされた。
今彼女はウィーンに戻り、東京滞在で得た新しい出会いや神からの示しに応じて近い将来のヴィジョンを再構築しているところだと思う。
私たちがもしSNSでつながっていなかったら、1年前彼女のストーリーズを目にしなかった。
目にしても心に留まらなかったら何も起こらなかった。
些細な気づきとアクションが、彼女にとって大きな転機となったようだし、私、私のミニストリー、私の家族にとっても素晴らしい出会いと生きて働かれる神の恵みをたくさん体験させて頂くこととなった。
恵みは一方通行ではなく双方向なのだ。
SNSを眺めている時にも神は働きかけて、良きご計画を行おうとしておられるのだ。
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