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【妊活】不育症の検査をした話②
こちらの続き。
前回「夫婦染色体検査」というものをしにクリニックに訪れた。
今回はその結果が出たというので、少し緊張しながら診察へ。
ここで調べたのは
染色体均衡型転座があるかどうかということ。
「染色体均衡型転座が習慣流産患者に高頻度に見られることは古くから報告されていました。転座とは染色体の2ケ所が入れ代わることをいいます。遺伝子の過不足はないのでそのひとは全く健康で正常な人ですから“異常”ではありません。しかし、卵、精子ができる時だけ遺伝子の不均衡(アンバランス)が起こります。アンバランスを生じた卵、精子は流産します。一定の確立で正常な卵、精子も発生するため出産できます。」
https://www.nagoyacumedobgyn.com/rpl/chromosomes_trans.php
転座があっても確率的に出産できます、ということ。
望むなら…
体外受精をしてそこで遺伝子異常のない受精卵をお腹にもどせるよ、という説明もこれまでかかった病院で説明があった。
そうするかどうかはさておき。
我々夫婦の場合は私か夫、もしくは二人ともに染色体均衡型転座があろうがなかろうが…
あったとしても結局は確率の問題なのだから数打ってみよう、というのが夫婦の意思である。
ちなみに検査をしたクリニックでは、仮にどちらかや両方に転座がみられたとしても、具体的にどちらに、とは教えてもらえないそう。
それなら検査する意味は?
とも思ったけど…
「どうしてダメだったのか」というところにモヤモヤを残して起きたくなかった。
転座があるから→確率の問題で仕方がないね
転座がない→確率の問題で仕方がないね
結局答えは同じ。でも知っておきたい。
ただそれだけ😂
そこまでして子供がほしいか?
というと、かつて若かった頃の私は子供大嫌いでなんなら一生独りでもいいと思っていた。
自分の時間が他者に奪われるなんて苦痛でしかないと思っていた。あと自分のことがそんなに好きではなかった。
でも夫と結婚し、自分自身を受け入れたときに不思議と子供がほしい、と自然に思った。
産めなくなるリミットが近付いてきたからなのか
キャリアだけを見つめて昼夜問わず働いた先に「1度きりの人生これでいいのか?」と感じたからなのか
なぜなのかは全然わからない。
ここまでは、診察前までに書き留めていた内容。
そして診察を受け…
結論としては、私たち夫婦の染色体に異常はなかった。
![](https://assets.st-note.com/img/1719966355784-NYBHgUz6Qd.jpg?width=1200)
よくこれを綺麗に並べてくれたなあと、
プロすげーとなっている。
これとは別に、過去流産したときの病理標本も併せて診てもらっていた。
胎児側の組織に浮腫があり(胎児由来で流産した標本に多く見られるらしい)、母体側には異常は見られないということだった。
そしてもうひとつ、調べてもらっていた分泌物検査からウレアプラズマが陽性、という報告があった。
こちらはマイコプラズマと同様に新たな性感染症のひとつとみなされていたり、はたまたただの常在菌ともいわれていたり、よくは分かってはいないものの不妊症や不育症のリスク因子として近年注目されているらしい。
症状がない場合は特に悪さをするものではないから、通常は検査項目にもなければ検出されたところで治療も別段しないらしい。
だから保険適用ではなく自費に分類される💸
ただし、生殖となると話しは別で…
男性不妊の原因になったり、女性では流産・早産のリスクを上げるんだそう。
特に妊活には差し障りないけれど居ないに越したことはないそうなので、抗生物質をもらって排除をすることになった。
それにしてもここまで調べてくれるクリニックは初めてで驚きの連続だった。
大学病院ですらここまでの検査はしなかったのに…
下手したら10年以上ウレアプラズマを持っていた(しかも夫婦でピンポン感染し合っていた)可能性もあるようで、いくら母体側にこれといった原因が見つからなかったとはいえ、もっと早く知ることが出来ていたら、過去の流産はなかったのかも…
病理標本から胎児側の問題の可能性が高い、と言われたところで、ごめんね…と思ってしまう。
いまのところ大きな原因はなさそうなので、予定通り妊活を再開することになった。
つまり私は不育症の疑いを持ちつつも、妊婦の中には一定数の確率で流産する、を連続で引き当てているようだった。
もしかしたらまだ私の知らない検査もあるかもしれない。
アラフォー間近、どうなるかなんてわからないけど頑張るしかないね、と夫とも意見は一致。
そんなわけで再び頑張ります。
こういう話って、リアルでは夫以外には出来ないでいる。
noteに書くとまるで誰かに聞いてもらえているような、そんな感覚になる。
なぜかスッキリするのだった。ありがたいです。
とても長くて明るいわけではない文書をここまで読んでくださった方が居たとしたら…
胸の内を聞いてくださりありがとうございました🙇♀️
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