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No.269|波及効果の高い、学びとは?

2023年10月1日 たまちゃんの「いつか何ものかになる道」 No.269
当ブログは、30代後半の元ポンコツのサラリーマンが何ものかに変化変容を果たす過程をリアルに発信します。
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■完璧主義は今の時代に合わない

完璧主義というのは、細かい作業ややり方が決まっている仕事を行う際は強い力を発揮します。
が、変化が激しい時代においてはやり方が定まっていないため、完璧にやりようがありません。

そのため、今の世の中では、何か商品やサービスを作るにも完璧に作ってから世の中に出して反応を見る、よりも未完了で世の中に問うことが重要な状況になっています。

そして、これは学びについても同じだと思っています。
完璧に学ぶことを自分に課す。
一言一句を読み進めないといけないというプレッシャーで本を読んだり、動画を見たり、といった形で学習を進める方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私もずっとこの症状から抜け出すことができず、本を最初から最後まで読み進めることを自分に課していました。
というのも、「読んでいないところに重要な記載があったらどうするのか」ということで気になって気になって仕方がなかったからです。

ただ、頭ではわかっているんですよ。
他の方の本の読み方や学びの方法を聞いていても、「2割8割の法則(パレートの法則)」と同じで大事なところは2割にあるから、それ以外は読み捨てても良い、なんていうのは。

しかし、感情が伴わないからなかなかこの切り捨てのようなことができなかったんですね。

ただ、最近はようやくマシになってきました。

■女性起業家の話

先日、ある女性起業家の方と1on1をさせていただいたとき。
彼女がおっしゃっていたのが、ある高額の塾に参加した際に値上げのコツを教えてもらったとのこと。
その結果、クライアントに提示しようと思っていた金額の2倍で提示してみたところ、受注できたそうなんです。

それでその彼女が言っていたのが、「2倍で提示できた時点で私の中ではもう元を取ったんです。これを教えてもらえただけで高額でもその塾に行って良かった!」とのこと。
実際、この塾の出席率は低かったようですが、これだけで元を取ったとしきりにおっしゃっていました。

この話を聞き、「この塾に行って良かった!」と強い感情をもっておっしゃる姿を見て、学びのあり方ってこうだなって思ったんですよね。
実際に自分に役立つ、成果につなげるために本を読んだり塾に行ったりする中で、学んだことで自分の行動が具体的に変わる。
そうなると、将来にわたって行動が変わるとすれば確かに波及効果は大きい。

そういう意味で言うと、元を取ろう(将来にわたって波及効果の大きい行動や意識の変化を得よう)とする感覚でいかに吸収するかとなってきます。
言い換えると、受動的に何かを教えてもらう、といった感覚や評論家的な発想は不要。
この著者はどうだ、とか、この話は聞いたことがあるな、とか、内容イマイチやなとか、そういった評論家的な学びってまったく意味がないんですよね(趣味でやったり、小説を楽しむとかの場合は別ですが)。

その話を聞いてから私も完璧主義の学びから卒業できつつあります。
1つ取り入れると良いだろうなという発想があればそれでOKと思うように。
人との対話の大事さを感じます。


最後までお読みいただきありがとうございました。
本日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「完璧主義より完了主義」「批評家ではなく実践家であれ!」でいきます!

●本日のまとめ

・今の世の中は完璧主義の時代ではなく、完璧なものではなくても世の中に問うていくことが重要になってきている。
・学びでも完璧主義に陥ると、何も身につかず、結果として意味のない学びになってしまう。
・今後の意識や行動の変化に影響を与える波及効果の高い学びを得ようとする、それが実現できれば問題ないとすれば学びの効果は高まる。

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