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No.112|ふざけんなよ!おっさん!

2023年4月28日 たまちゃんの「いつか何ものかになる道」 No.112
当ブログは、30代後半の元ポンコツのサラリーマンが何ものかに変化変容を果たす過程をリアルに発信します。
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■よく行くラーメン屋にて

先日、神戸市近隣で多店舗出店されているラーメンチェーンである「もっこす」に行きました。

定期的に食べたくなる、とんこつベースの醤油ラーメン屋さんです。
以前、紹介した「神戸たろうらーめん」と同じで、ずば抜けてうまい!というわけではないんですが、たまに食べたくなるラーメンです。

このラーメン屋に12時過ぎくらいに行きました。
少し離れたところから店舗に近づいていきますと、その時点で7~8人くらいの列ができていました。
オペレーションが良く、回転率も良いため、10分ほど待てば入れるだろうな、という感じでした。

ただ、行列の最後部に並んだとき、嫌な予感がしたんです。
私の前に並んでいるおっさんの様子がおかしい。
このおっさんは何か変なことをし出すんじゃないか、と。

皆様もありませんか。
ヤバい人・ヤバい場面に遭遇したら、危険を察知するセンサーが発動するということ。
私の場合は、大体以下のようなイメージ。

黄色:「少しヤバいかも。警戒しろ」
オレンジ色:「ヤバい。そこから静かに離れろ」
赤色:「ヤバすぎる。すぐに逃げろ」

この中でいうと、今回は黄色:「少しヤバいかも。警戒しろ」だったんです。
言葉にするのは難しいんですが、服装・頭髪・顔つき・身体の動きなど、総合的に判断して、違和感のある方に対してセンサーは発動します。

ただ、センサーはリスク回避のため、過敏に反応しますから、Jアラートと同じで、少し怪しいだけの場面でも反応します。
そのため、誤報も多いわけですが、こうしたリスク探知では誤報を責めるよりも、「誤報で良かった。何よりだった」というもの。

しかし、今回は誤報ではなかったんです。

おっさんがおもむろに、たばこを吸いだしたんですよ。
携帯灰皿を左手に持ち、右手でぷかぷか。

いやいや、なに律儀に携帯灰皿を持ってんねん。
ポイ捨て気にする前に、周りへの迷惑を気にしろよ。
ラーメン屋で待っている列の途中で吸うな。

■ありがたい構文の発動

おそらく、このおっさんのルールは以下のようなものと推察されます。

<おっさんの喫煙のルール>
・灰皿のないところでは吸ってはいけない。が、灰皿さえあればどこで吸っても良い。

というシンプルなルールなんでしょう。
そして、これが習慣化されている。

無法者ぶりを発揮している御仁ですから、誰かに怒られたのか、仕事場でのルールなのかはわかりませんが、きっと何らかの圧力があったに違いない。

そして、ここで「ありがたい構文」を発動させました。

私もこのおっさんと同じように、ルールや習慣を単に守ればいいと思ってしまっていて、その場やその状況にふさわしい行動を取っていないこともあるかもしれない、と。

そこで思い出したのが、前職の尊敬する上司が昔、言っていたこと。
「青信号という理由で道路渡って、それではねられたらただのアホ。青信号やから渡るんやなくて、車がきてないから渡るんやで」
という話を思い出しました。

単にルールを守ればいいんじゃない、ルールは何のためにあるのかを考えないと本末転倒になる。

この出来事のおかげで解釈力を深めることができ、何とかこのおっさんの無法行為については成仏させることができました。

ブログのネタを1つ提供していただき、ありがたい!

ちなみに、おっさんはお持ち帰りでした。
「店内で待っといてください」と店員に言われているのに、お金を払ったのちにお店から100メートルくらい先にある公園の入り口に行き、また携帯灰皿を出してたばこを吸ってました。
店員が走って届けに行くシーンを見て、ご本人は幸せなのかもしれないなと思いました。


最後までお読みいただきありがとうございました。

明日も、「わからないからすべてやる」「せずにはいられない」「それは現状維持バイアスではないか?」を自問自答し、変化変容を目指します!

●本日のまとめ

  • ルールに縛られることで、相対している人やその場面において、本来の目的とはかけ離れた行動を取ってしまっていることもある。

  • ルールを守りさえすればよいのではなく、何のためのルールか、を考える必要がある。

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