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No.498|直感は大体正しい

2024年5月17日 No.498 
当ブログは、ビジネスパーソンに向け、日々働く中で得た気づきについて発信します。
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私個人というわけではなく、会社からの提案という風になると、どうしても身構えた提案をしてしまいがちです。


うちの会社に入ってからは、コンサルの場面でも本音ベースで話をすることが大きく減りました。

言い回しを気にすることもそうですが、会社としての意見を問われるため、内容が慎重になるケースが多いんですよね。

言い換えれば、ファクトがなかったら踏み込みませんし、極端には言い切らないわけです。


調査しようが何しようが都合よくファクトが集まらないケースもあるわけで、そうした場合はこちらから示唆を伝えるわけですが、この時に伝える示唆はその「切れ味」と「外す確率」がトレードオフになりがちです。

無難なことを言えば外さないが、攻めた意見を言うと外す可能性があるということ。

ここのバランスをどの程度取りにいくのか、というと私は比較的守りのスタンスでした。

最近、マインドの変化に伴い、刺すように話をすることを心掛けています。


すると、明確なファクトは少ないわけですが、やはり刺さる感じがします。

とはいえ、この時の直感は大体正しいんですよ。
40歳を前にして、色々と経験を積んできていて、自分が知っている分野での自分の直感が間違うことは減っています。

自分の私見として伝えると、そこは自分の思いと経験が乗っていますし、伝わる感じがします。


こう考えると、特に中小企業経営者には、率直に思ったことや客観的に見た場合に感じることを相手にお伝えするということが必要だと言えます。

今、私のクライアントで自治体さんがいらっしゃいますが、自治体相手だと、仮説ベースで動きづらい部分があり、どうしてもファクトに則った議論になりがちですが、民間企業は仮説ベースで動いて上等。

自治体は間違うことを避けたい組織ですが、民間企業は儲けたい組織。
儲けるには競合を出し抜く必要があり、多少情報の精度が低くても動くことが求められますからね。


皆さんが、働かれている分野での直感は大体あっているのではないでしょうか。
しかし、相手に伝えるときは「直感」ではなく、「頭で考えたこと」を伝えたりしていませんでしょうか。

直感で感じたことを伝えるようにしてみると、頭で考えたこと以上に刺さることもあるかもしれません。


最後までお読みいただきありがとうございました。
明日も「即断・即決・即実行」「平均ではなく異常をやり続ける」「わからないからすべてやる」「巧緻拙速」「大量思考・大量行動」でいきます!

●本日のまとめ

・自分が食べている分野で生じる直感は大体正しいものである。
・頭で考えすぎず、直感で感じたことを相手に伝える方が刺さることが案外多いのではないか。
・自分の言葉で、自分の経験をベースに話をするため、刺さりやすいのかもしれない。

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