資格試験をする人や受験生に必見!!効率の良い勉強法とは
みなさん、こんにちは。心理カウンセラーのたまちゃんです。
覚えようとしても次の日になれば忘れていたり長時間勉強をしてもまったく記憶に残っていなかったりして「自分ってどうしてこんなにできないんだろう」と落ち込んでしまった経験はありませんか?
受験に合格するために必死に勉強しても目標にしている点数に到達できずに挫折しそうになったり投げ出したくなることもありますよね。
周りの天才たちと比べて「どうして自分は勉強ができないんだろう」と悩んでいる人たちに向けて今回は効率の良い勉強法について一緒に考えていきましょう。
1.記憶の仕組み
エビングハウスの忘却曲線
勉強するうえで非常に重要なのは「記憶の定着」ですよね。たとえば、英単語や歴史の人物を覚えるときに記憶のメカニズムを知っているのと知らないのでは勉強の効率性が格段に違ってきます。
いわゆる天才と呼ばれている人たちと凡人の違いは正しい勉強法をしているかどうかです。
まず記憶のメカニズムを知るうえでもっとも重要な曲線があります。これを「エビングハウスの忘却曲線」といいます。
人の脳は一度勉強したことは1時間後には56%忘れ、1日後には74%、1週間後には77%、1ヶ月後には79%忘れるというもの。
この図からわかるように記憶を定着するには時間がかかるもの。新しく身につけた知識は学習の次の日に復習し、2回目の復習はその1週間後、3回目の復習はその2週間後、4回目の復習はその1ヶ月後というように繰り返しすることで記憶が定着するものです。一回勉強しただけで覚えていないと焦ったり自分を否定したりする必要はありませんし、脳の仕組み上私たちは忘れるようにできているので、1回覚えても忘れてしまうのは自然なことだと割り切ることが大切です。
記憶の種類
記憶には「感覚記憶」「短期記憶」「長期記憶」の3つがあります。
感覚記憶は最も保持する期間が短い記憶といわれており瞬間的に保持された記憶といわれています。たとえば、朝学校にいったり仕事に行くときに、多くの建物や人たち、電車の音などたくさんの情報が入ってきます。しかし、私たちはいちいちその人たちのことを記憶していませんよね。
すべての出来事を記憶していたら私たちの脳やココロがパンクをしてしまいます・・・
この感覚記憶のなかで注意を向けたものが「短期記憶」として定着をするのです。たとえば、古い友人とあったときに顔は覚えているけれど、「なんていう名前だっけ」となったり、必死に覚えた英単語も次の日になったら忘れてしまうことってありませんか?
脳の中には情報が入っているけれど、どこにしまってあるかがわからない状態のことを「短期記憶」と言います。
その状態からいつでも取り出せる記憶になることを「長期記憶」といいます。
短期記憶は20秒以内の記憶です。たとえば人が一度に記憶できる数字は「5~9桁」と言われています。20秒以内の記憶なので「短期記憶」に分類され、20秒以上前のことでも覚えている記憶を長期記憶と言います。
たとえばあなたは自分の名前を記憶していますよね、これは自分の名前が長期記憶に集約されているからなのです。
長期記憶になるといつでも記憶を呼び起こすことができるので、記憶の定着につながります。勉強は「短期記憶を繰り返すことで長期記憶に移していく作業」といえるでしょう。
長期記憶を定着させるには「単純反復記憶」と「エピソード記憶法」があります。
単純反復記憶
「単純反復記憶」は「犬=dog」や「猫=cat」など、何度も返し覚えている状態ができる記憶です。
単純反復記憶を高めるには先ほどのエビングハウスの忘却曲線もわかるように私たちの脳は忘れるようにできているもの。記憶の定着するには「繰り返し行うこと」が大切なのです。
学習をしているときに覚えよう覚えようと頑張るけれど次の日になって忘れている自分に焦りや不安を感じる人もいるでしょう。
脳は忘れるようにできているので覚えようとせずに「忘れてもまた思い出そう」という思考にシフトするといいかもしれませんね。
エピソード記憶法
もう1つの「エピソード記憶法」はイメージ記憶とも呼ばれ「家族で花火旅行にいった」「恋人とデートをした」という記憶は繰り返されたわけではありませんが覚えているはずです。
自分が直接体験しなくてもイメージを通じて浮かぶようになれば、覚えることができるはずです。
2.記憶を活用した勉強法とは
1.目で見て覚える
記憶の定着を図るには「何度も復習することが必要不可欠」です。たとえば、英単語の学習であれば、ノートに書いて覚えるよりも、目で見て声を出すほうが多くの単語に触れることができます。
目で見て覚えれば1単語1秒ですが、書いて覚えたらもっと時間がかかるもの。最初は慣れないかもしれませんが、目で見て覚えるやり方に変えてみましょう。
2.ノートを書くときは青ペン必須!!
青は寒色系の色で、寒色は副交感神経が優位になるため、集中力が上がるもの。ほかにも、4色蛍光ペンを活用し、その時々で使い分けをすることで記憶の定着に繋がります。
3.「本気で大事」と心の底から実感する
脳は本気で大事なことは忘れないようにできています。たとえば、食事や睡眠などは生きていく上で欠かせないものですし、命にかかわるものは絶対に忘れることはないでしょう。
そして、自分の好きなアイドルやキャラクターもまた、本当に大事だと認識しているからこそ、記憶に残りやすいものです。暗記力を高めるには「自分の人生がかかっている」と本気で思い込むことが大事なのです。
4.アロマオイルを活用しよう
アロマは嗅覚を刺激し、ペパーミントやローズマリー、レモングラスやグレープフルーツは集中力を高めるのに適しています。香りと記憶は密接につながっているので、アロマオイルを焚いた部屋で勉強すると暗記力向上につながるでしょう。
今回は効率の良い勉強法をご紹介しました。記憶のメカニズムを知ることで勉強の効率がぐっと高まるのでぜひ試してみてくださいね。
この記事を作成するにあたって、参考にさせていただいた本はこちらになります。
図解やってはいけない勉強法 凡人が天才に変わる50のテクニック [ 石井貴士 ]
Twitter:@tama_Counsellor
HP: https://tamacounsellor.com/
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