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図書館とわたし〜大学:知の宝庫、そして学びの場〜

図書館と自分のかかわりを振り返るシリーズ第4弾。今回は、大学時代の話。

▼第1弾〜第3弾

図書室にもお世話になった受験勉強を経て、晴れて大学に進学できたわけだが、大学ともなるとやはり図書館の規模はこれまで以上に大きい。

そもそも、小中高と学校にあったのは図書室であって、それは校舎の一角にある部屋にすぎない。でも、大学は図書館。ひとつの建物だ。

そして、その建物もまたでかい。近所の図書館よりも余裕ででかい。

初めて見たときは、これが大学か…と驚いた記憶がある。

もちろん大きいのは建物だけじゃない。通っていたのが総合大学で学部が多様だったこともあり、蔵書のジャンルも数も今までとは段違い。

ありとあらゆるジャンルの本がずらりと棚に並んでいて、その間を歩いているだけでもなんか賢くなった気分になる。

そんなのが各キャンパスに1つずつかそれ以上あるのだから、全部合わせたら一体どうなってしまうんだろうか…。

まさしく知の宝庫だ。


ただ、それと同時に、やはり大学の図書館もただ膨大な数の本が置いてあるだけじゃない。

単なる宝庫ではなくて、総合的な学びのリソースセンターというのか、もっとアクティブな学びの場みたいな…なんだかそんな感じがする。

というのも、まず本の閲覧以外のスペースもたくさんある。

グループ学習室や、ラーニング・コモンズといって学生が集まって話し合いながら作業できるスペースなんかが設けられていることが多い。

授業でグループ発表があれば、だいたいそういうところに集まってみんなで準備をする。

パソコンがある席もけっこう用意されていて、ネットでの調べ物もできるし、そこでレポートを書くこともできる。

それから、レポートや卒論に役立つ情報提供の機会もいろいろ用意されている。

レポート作成とか大学での勉強の相談にのってくれる院生のスタッフがいたり、データベースの使い方や文献探しの講習が開かれていたり。

意識的に見ていないと知らないまま終わってしまうが、実は図書館には学びを豊かにしてくれるいろいろなサービスやサポートがあるのだ。

だから、やっぱり図書館はただ本が保管してある巨大な倉庫ではなくて、人が集って学ぶ場なのだと思う。

ただ、そんな大学の図書館も、1-2年生の間はそこまで使っていなかったような気がする。たぶん、ちゃんと活用するようになったのは、3年生の時に1年間留学に行ったあと。

その話はまた次に…。

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