はじめに

お酒の美味しさとその多様性に魅了され、20年以上に渡ってワインやビール、日本酒を中心に色々なお酒を嗜んできました。仕事は飲食と全く関係のない業界で、完全にアマチュアの趣味の世界です。

これまで一番多く飲んできたのはワインです。アルコール飲料の中でも圧倒的に種類が多く、その全体像を理解しようと色々試しているうちに、深い沼にハマってしまいました。

ビールも飲酒歴の浅いうちから、国内大手から世界のビールやクラフトビールに目が移っていきました。味わいの幅に関してはワインを凌ぐのではないかと思うほどで、その自由さがとても気に入っています。

日本酒は、ほぼ日本だけで造られている酒でありながら種類が豊富です。こだわりの強い飲み手が多く、日本酒を取り巻く独特な環境にも興味があります。

お酒の探究という趣味は、日々の生活を充実させ、豊かなものにしてくれました。そんな中、難治性の血液がんを発症します。

不幸中の幸いともいうべきか、ゆっくりと進行するタイプのがんで、これから先も調子の良い時にお酒を愉しむことはできるかもしれません。しかし、さすがにこれまでと同じペースでというわけにはいかないでしょう。

このような状況ですが、これまで得た知識と経験を振り返る機会と前向きに捉えて、思うところを書き綴っていきたいと思います。

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