わたしはだいすきな推しをおもいだした。レベルが1あがった。
前に書いた記事で「もう昔のゲームの事を思い出せない」と書いた。(そしておもむろにゲーム雑誌の事を語る。恥ずかしいこれ↓)
しかし、あるきっかけで思い出した。
ゲームの中で大好きだったキャラクターのぬいぐるみを発見したのだ。
「子どもに触られて、いたずらされたら大変…」と思った過去の私が、大事に大事にしまいすぎてとうとう存在を忘れてしまうという本末転倒ぶり。
このぬいぐるみを見て私の記憶がみるみる蘇った。すごく大好きな存在。なぜ今まで忘れていたんだろう?
どせいさん…!!
『どせいさん』とは
『MOTHER2』というゲームに登場する、私の人生の中で最も好きなゲームキャラクターだ。
(ちなみに会社員時代、会社から支給されたPCを使い、お昼休憩に『ほぼ日刊イトイ新聞』というサイトを毎日読みあさっていたのだが、MOTHERについての記事もあって楽しかった。色々おもしろい。超おすすめ。)
どせいさんは『MOTHER3』にも登場するらしいのだが『3』は未プレイのため、学生時代に何度もプレイした『2』をベースに話を進めさせていただく。
MOTHER2は、まちの人達との会話が面白いとゲームだった。とにかくセリフが秀逸。
その中でも、どせいさんのかわいらしさは、飛び抜けている。めちゃくちゃゆるい。個人的には最強のゆるキャラ。
彼らは自らの事をどせいさんと呼び、独特などせいさん語(フォントまで独特。見出し画像参照。)を話す。主に
ぷーーー
ぽえーーん
ぐんまけん
とか言うのだ。なんだそれ。意味わからん。かわいすぎるだろ。
私はどせいさんの何もかもがツボだった。
あんなにゆるーい感じで生きてるのに、最新テクノロジー(?)を持っていて、すごい博士と一緒にハイテクマシンを共同開発するのだ。かしこい。かわいい。
どせいさんの村では一緒に温泉に入れたりする。うれしい。かわいい。
なんでゴミ箱に入ってたり、積み上がったりしてるの?あざとい。かわいい。
何しても許されるかわいさが、ゲーム画面の中にあった。ずるい。すき。
MOTHER2のラスボスはギーグと言うのだけれど、個人的にはどせいさんの宿敵であるゲップーが憎い。どせいさんを鎖でつないで働かすなんて言語道断。しかも戦闘シーンでのリアルなゲップ音、一生忘れないと思う。(許さん。)
↑一生忘れないと言った割に、忘れていたけれど。何だろうこの感覚。今まで箱にしまっていた記憶の蓋がひらいた感じ。
子どもを産んでから、育てる事に必死で、自分の好きなものに蓋をしたのかもしれない。
「忘れた」と思っていたけど、箱の中身を見ていなかっただけで、本当はずっと残ってたんだ。
いま、また好きな事を1つ思い出せて、気分はとってもハッピー。私にはこんなに大好きな『推し』がいたんだった…。
思い出せて、よかった。改めて文章に書き残す事ができて、よかった。
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そういえば今から約10年前。奇跡が起きた。
私の住む街のゲームセンターに、どせいさんがやってくると聞いたのだ。
私はどせいさんに会いたい一心で夫と一緒にゲーセンへ行った。
探してみたら当時の写真が残っていた。
そしてそれは、
自分でもびっくりするくらい…
えがお。
「どせいさんが!!動いている!!!想像よりも!でかい!!でかすぎる!!!だがそれでもいい!!かわいい!!いいーー!!!」(発狂)
来場者特典のどせいさんシールを握りしめ、大好きなどせいさんとのツーショット…
しかもこの当時、私のお腹の中には娘がいて…悪阻でゲーゲー吐いて苦しかった時期。
それなのに、この笑顔。
推しのチカラってすごい。
自分の体調とか関係なく、会えると思うと生きる元気がみなぎる。そんな存在。
もし、自分の子どもに大好きな推しができたとして、グッズとか集めだしたとしても…私はそっと見守り応援する親でいよう…。課金は…ほどほどに。(何の話だ)
私の中にまだ蓋をしたままの『好きなもの』の箱があるのだとしたら、また見つめ直していきたい。
私の好きな事ってなんだっけ?未だに模索中です。
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