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「似合う色」とはこういうこと … 自己診断は当てにならない


多分、自己診断の最初の質問はこれでしょう。

「あなたの肌の色はA? B? 」


すると大半の方が

「私は東アジア人だから、肌は黄色で髪と眼は黒」


を選択して次の項目に進みます。
これがそもそも間違いだと思ってください。その理由は後述します。

そしてさらに
「Cの色とDの色、どちらが似合う?」
の質問。

そもそも、それを知りたいから診断しているのでしょう?
と内心もどかしく感じます。

今は書籍でもネットでも自己診断のツールがあるため、何も決して安くない料金を払ってまでプロに診断してもらう必要はない」と思うでしょう。

私が自己診断をお勧めしない理由を、以下に述べます。


・自分の肌と髪の色を客観的に見られない


大抵の方が「私の肌は黄色くて髪と眼は黒」と思っています。東アジア人の肌や髪や眼の色は一見同じように見えても色の違いがあるのです。

「ファンデーションを選ぶときに、こう言われた」
ということもありますが、「似合う色」とは肌色そのものの色ではなく「顔映りの良い色」のことです。

時々「確かに肌の色はAタイプだけど、Bを身につける方が顔映りが良い」という方がいらっしゃいます。

プロは多くの方の肌色を比べての実績があります。初めての方は「自分の持っている色みが分からない」という前提で考えましょう。

・そもそも「似合う」というのがどういうことか分かっていない


自己診断ツールの質問事項に、
「A色よりもB色の方が似合う」
というものが時々あります。

「いやいや、『似合う』ということが分からないから診断を受けるのでしょう」と突っ込みたくなります。

「こうほめられるのが似合う色」をご覧ください。
https://note.com/tama0o_o0/n/n31b5dc0cd2e5?magazine_key=mad923fcebfcb

・タイプ別グループの色は絶対ではない


カラー診断は、大きく分けて4タイプ、もしくはそれを細分化したグループから「このタイプです」と提示されることが殆どです。

ところがこの色のグループ分けの理論は、色彩の性質を勉強した人にも難しい色分けです。

■1.「似合う」と提示された色のグループが一律に「似合う」わけではありません。人によっての相性というものがあります。(ほとんどの診断ではその中のベストカラーを提示されます)

■2.「どうなりたいか」によってタイプが違ってくる
似合う色とはこういうこと「顔映りとは」を参照ください。
https://note.com/tama0o_o0/n/n71d6821cbd8a?magazine_key=mad923fcebfcb

同じ現象でも「顔色が白く見えてよい」という方と「顔色が悪くなるので避けた方がよい」と感じる方がいます。

私のお客さまで、2つのタイプで迷った方がいらっしゃいました。
・1つは「色香がある感じ/男性には好まれて女性からは敬遠されそう」

・もう1つは「知的な感じ/多くの人に好印象」

この場合、どちらか1つに決めなければならないわけではありません。使い分けを楽しむ方もいらっしゃるし、取り敢えずは1タイプにじっくり向き合うことを選択する方もいらっしゃいます。

いでたちプランニングは、「自分がどうあれば心の庭を満たされるのか」を考える機会がなかった方のために、事前のワークにお時間をいただいています。

・似合う色のグルーブの色を理解するのが困難


「似合う色と言われたのにピンとこない」
という場合は「実際顔映りの良い色と見本の色が微妙にズレている」ことがあります。

前述の通り、顔映りの良い色タイプ別のグループの色分けの理論が非常に難しいです。

プロに診断してもらうと、色見本帳を入手することができます。
その場合でも見本帳と全く同じ色の商品はまず見つかりません。ましてや印刷物やモニターだとそれ以上に色の表示が難しいのです。すると色のズレの許容範囲が分かりません。

自分で納得するための私なりの指標を以下にご紹介します。

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