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論理を学んで数学力を高めよう

こんにちは、きたむらと申します。
今回は、前回紹介した『問題文の読み取り方』の後に取り組んでほしい、論理を鍛える参考書を紹介します。
特に難関大学を志望する方におすすめです。
受験生なら過去問演習に入る前、夏休みまでに取り組んでほしい一冊です。
それが、こちらです。

『問題文の読み取り方』で、特に第2章で論理学の基礎を学んだら、次はその論理を使って問題を解いていきましょう。
この参考書では、高校数学の中でも特に論理を重視する問題が数多く掲載されています。
数ⅠAの範囲が中心ですが、難関大で頻出の2変数関数や数学的帰納法、「逆手流」まで、幅広くカバーしているのも魅力です。
加えて、相加・相乗平均や実数条件など、受験生がミスを犯しやすいテーマもまとめられており、ここだけでも一読の価値があります。

■ おすすめの使い方

この本は以下のような3部構成となっています。
第1部 インフラアップ(論理の確認)
第2部 論理の運用
第3部 論証力が試される入試問題

この参考書をやる場合は、まず第1部を短期間で集中して読んでしまいましょう。
1週間で2回読むくらいのペースで一気に読み終えたいです。
このわずか20ページ弱を習得するだけでもかなりの力がつきます。
その後で、第2部に取り組みましょう。
こちらは、土日などを使ってじっくりと進めるのがよいと思います。
普通の受験生ならば、第2部までやり切れば上出来です。

他科目が得意で時間に余裕のある人や、数学で稼がなくてはならない人は第3部までやりましょう。

■ 注意点

この参考書は、読んでいてとても面白いですが、論証に絞っている分、網羅度は高くありません。
なので、「普通」の数学の学習と同時並行で進めるようにしましょう。
ⅡBやⅢがまだ終わってない方は、そちらを優先しましょう。
(第1部を高速で終わらせるのはアリ)

■ 終わりに

論理は数学を解く上で強力な武器になります。
ただ解法を暗記するだけでは解けない問題に立ち向かうためにも、この参考書で論証力をつけてほしいと思います。

今回はここまでです。
ありがとうございました。

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