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【数学】初見の問題が解けない方に

こんにちは、きたむらと申します。
数学を教えていると、その場では問題が解けているのに、模試になると思ったより点数が取れない、という生徒をよく見かけます。
中でも、初見の問題になると手が止まってしまうというパターンが多いように思います。
そこで今回は、初見の問題を攻略するのにおすすめの参考書を紹介します。
特に、数学が好きでたくさん勉強しているのに、模試などで良い点がとれずに悩んでいる方におすすめです。
それがこちらです。

初見の問題が解けない原因の多くは、解き方がわからないということでしょう。
問題文を読んでも、どう手を動かしていいか迷ってしまうことはありませんか?
そして悩んだ挙句、解答を見てみると、
意外と大したことなかった…
なんていうパターンを繰り返してしまうことってありますよね。
そうなのです。
初見の問題とはいえ、基本的な知識や解法の組み合わせで解ける問題がほとんどなのです。

では、何故このような事態に陥ってしまうのでしょうか。

それは、問題文の意味が理解できていないからでしょう。
初見の問題を解く際は、何が与えられていて、何を求めるのかを正確に把握しなくてはなりません
それができるようになるために読んでほしいのが、この『問題文の読み取り方』です。

この本は、一通り教科書学習を終えた方なら読み進めることができます。
特に、第2章「論理学の基礎」では、論理学を基礎から丁寧に解説してくれているので、ⅠAⅡBの基本的な問題を解けるようになった方が数学の基盤を再構築するのにうってつけです。

そしてこの本では、問題文だけでなく、数学そのものの読み取り方を学ぶ事ができます。
つまり、数学の教科書や、問題集の解説を読む力が付くのです。
この力は、今後の受験勉強、そして大学以降の勉強にも欠かせないものです。
ですから、数学が苦手な人にとっては少々読み進めるのが苦しいかもしれませんが、読み通す価値は十分にある本ですので、鉛筆を持って手を動かしながらじっくりと読んでほしいです。

著者の古賀真輝さんは、YouTubeでこの本を題材にした講義を公開してくださっているので、そちらも見てみるとよいでしょう。(→こちら)
他にも、『同値を制する者、受験数学を制す』という連続講義や、東大・京大・一橋・東工大など難関大学の過去問解説などが公開されており、厳密性にこだわった質の高い講義を視聴する事ができます。
高校数学の定理・公式を扱った動画や、大学数学の動画も非常にためになりますので受験生でなくともおすすめです(ただのファン)。

長くなりました。
今回はここまでです。
ありがとうございました。

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