数学嫌いがマセマに出会って数学やり直しに挑む話

高校時代、数学につまずいて以来、単に公式を暗記しては問題に当てはめることでした問題が解けなかった私が、今はマセマという参考書シリーズに出会って、趣味で数学のやり直しをしています。社会人になって10年以上が経過し、数学を全く使うことなく仕事をしていますが、ひょんなことから数学の参考書に向き合うことになりました。

きっかけは、データ分析を業務ですすめる中、統計学や機械学習などのデータサイエンスに興味が湧き出しました。ネットの記事やブログ、アマゾンのレビューを参考に、本をいくつか購入してみました。統計学や機械学習をRなどのソフトウェアで実践してみるタイプの本では、そこまで原理原則を理解していなくても、なんか書いたものが動くため、「俺でもできるんじゃない?」という錯覚をもたらしてくれます。

ただ、実際に統計学や機械学習といったある種ツールをもとに分析したあと、上司やお客に「なぜその結果になったのか」、「結果をどう解釈していいのか」と問われることが多いため、使った分析手法の中身を理解しておかなければなりません。その時になってやっと、分析手法の理解には『数学が必要』という当たり前のことに気づくことになったのです。

いろいろ遠回りした感はありますが、やっとスタートラインにたった(気づいた)のです。そこで、20年以上ぶりに高校数学の教科書を買ってみました。でも、高校数学の教科書を位置から学び直す時間は正直もったいないと思い、統計学や機械学習で使われる部分のみ、参考書的に使うことにしました。

そして、題名にもある「マセマ」シリーズに出会いました。このシリーズはわかりやすいことが有名らしく、本屋で手にとって立ち読みしたところ、たしかにわかりやすい。早速、「大学基礎数学 確率統計」「大学基礎数学 微分積分」という基礎コースの本を2冊買って、お勉強を開始しました。どちらも素晴らしくわかりやすい。高校の復習がメインのこの大学基礎数学ですが、高校数学をほぼ忘れていた私にはこれぐらいがちょうどいい。少しかんたんすぎぐらいが、自分の場合はいいみたいだ。

このマセマシリーズには、大学数学シリーズの他、電磁気学や経済学などの他分野もあるため、次は手を出してみたいと思っている。こうして考えると、なぜもっとこのシリーズの本に出会わなかったのか、悔いがのこる。少なくとも高校のときに出会っていれば、もっと数学ができただろうし、それよりも数学が好きになっていたに違いない。そう思えるぐらいの名シリーズだと私は思う。



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