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自分のはてなブログから選んだポストをリライトしつつ日々徒然など。 知らない街のうさぎの…

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自分のはてなブログから選んだポストをリライトしつつ日々徒然など。 知らない街のうさぎの穴のようなバーに入るのが好きです。 https://pooteen.hateblo.jp/ https://www.instagram.com/tallman_jp/

マガジン

  • 少年

    いつまでもたくさん

  • 白夜文庫

    noteで面白かったストーリーや動画など

  • 横丁文庫

    短編物とか

記事一覧

固定された記事

14歳

盛り場の外れにある公園の横に車を止めた。土曜の26時。公園の地下には駐車場があり、仕事を終えた夜の蝶たちがときおり、遣れた香りの尾を曳きながら地下へ消えていく。 …

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3年前
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地下鉄のネロ

東山線の伏見駅で乗ってきた女性がまるで待ち合わせのように傍にきた。彼女の右肩が僕の左脇の位置に収まった。 2330 終電に近い。金曜の夜の淵で車内はかなり混雑してい…

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8日前

誤謬

遠方からの客人との一席で、名古屋の飲食店の予約で電話した。 「自動音声AIによる予約システムです…」 瞬時にバグる自分。キーボード入力なのか。 「ご予約ですか ー…

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2か月前

涼しい風だね

追記 村上春樹さんは現在は大磯に住んでらっしゃるのですね。 何ということなんでしょうか。 島崎藤村も晩年は大磯に居を構えていたのです。これって偶然ではないですよね…

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3か月前

「…」を多用する人は苦手です。 特に … だけとか おまえらの行間なんか読めるわけないだろ笑 それとテキストの使い分けといいますか、手紙、Eメール、ショートメー…

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3か月前
1

本田宗一郎さんの投げるスパナは音速を超えていたらしい(後から「バカヤロー!!」という怒鳴り声が聞こえてくる) 
#昭和の都市伝説 #本田宗一郎

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3か月前

招かれざるバーの客

娘ぐらいの歳の女性と食事に行ってきたのです。 ご心配なく。パパ活でも同伴でもありません。 でもって本題は食事ではなく、その後に行ったバーでの出来事です。 老舗の…

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3か月前
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自分の背中を見つけた人たち

Kくんのように道に迷っている若者もいる。 自分探しをしている若者もいる。 だが答えはいくら旅しても見つからない。結局のところ答えは社会の中にしかないのである。その…

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3か月前
1

バケット焼きたて

バケット焼きたて なんとも上がるポップではないか。焼きたての小麦の芳醇な香り。しかも10本ほど並んだバケットは、それぞれ焼き上がりが異なり、夏休み明けの子供たちの…

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6か月前
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ランボー怒りの雪国

以前にきた事があるのだけど、九龍城みたいな古い雑居ビルのバーで、二度と辿り着けないと思っていた。 そのバーは新橋の50年は経ってそうな古い雑居ビルにある。不思議と…

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7か月前
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カタモチのイチマル

ヤマハの開発の子がMT-10に乗ってやってきました。 MT-10(イチマル)はスーパースポーツのYZF-R1ベースで、メインフレームとリアアームはR1そのもの。 エンジンはコンロッ…

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8か月前
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BMWのあれ乗ったよ

BMWの最新のM1000RRに少しだけ乗らせてもらいました。今月末の鈴鹿8耐で使用するための新車で、慣らし運転中の車両です。 速く遠くへ走るために、BMWの最新のテクノロジー…

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10か月前
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ハスクのあれ乗ったよ

今さらですが、ハスクバーナのヴィットピレン701に初めて乗りました。 全く興味のないバイクだったので、スペックは全く知らず先入観のないままの試乗でした。 第一印象…

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10か月前
2

島崎春樹

・ 木曽路はすべて山の中である 島崎藤村の『夜明け前』のあまりにも有名な書き出しです。 木曽方面への出張帰りに無理矢理時間を作って馬籠宿へ寄り、島崎藤村記念館で…

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1年前
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気をつけて

バイク事故は家族や仲間を絶望のどん底に叩き落します。 危険を察知したり予知する能力と、慎重さと謙虚さが何よりも大切です。 プロ中のプロでも一か八かの勝負は避けま…

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1年前
2

極東戦線異常なし

遥か西より客人あり。 スシ、テンプーラ、フジヤマ、ゲイシャ、マツサカビーフと素人みたいなことこきやがる。 「さわやか」食わずに日本を語れるかっつーの。 山を越…

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1年前
3
固定された記事

14歳

盛り場の外れにある公園の横に車を止めた。土曜の26時。公園の地下には駐車場があり、仕事を終えた夜の蝶たちがときおり、遣れた香りの尾を曳きながら地下へ消えていく。 02:01 冷たい空気の中からヒールの音が聞こえてきた。 ピンヒールに慣れていないような、濁ったリズムの悪い足音だ。 違う。 横目に足音の主を流すと、新人のようで着こなしもパッとしないし、おぼつかない足音と同様に姿勢も悪い。新人の泣き言を受け止めてくれる相手はいるのだろうか。 そんなことを考えていると、後部座席

地下鉄のネロ

東山線の伏見駅で乗ってきた女性がまるで待ち合わせのように傍にきた。彼女の右肩が僕の左脇の位置に収まった。 2330 終電に近い。金曜の夜の淵で車内はかなり混雑している。 彼女はスマートフォンを操作しながらまわりの人に身体を預けるように立っていた。電車が揺れるたびに誰かに寄りかかる。僕の反対側の女性はそんな彼女を怪訝な表情で一瞥した。 懸命にスマートフォンを操作する彼女をこっそり覗いてみると、彼女はアラーム5時30分にセットしている。 オッケー上手くできた。 安心した

誤謬

遠方からの客人との一席で、名古屋の飲食店の予約で電話した。 「自動音声AIによる予約システムです…」 瞬時にバグる自分。キーボード入力なのか。 「ご予約ですか ーー沈黙ーー 」 「あ、はい」 「ご希望の日時を…」 「(すげ音声認識だよ)あ、本日19時から2名で」 スムーズに予約完了でき食事もできた。すごいシステムだ。AIなら瞬時に予約可否の判断もできるし感情のブレや不正もない。もうひとつ気がついたのは、そのお店は外国人観光客のお客さんが多かった。しかも他民族。な

涼しい風だね

追記 村上春樹さんは現在は大磯に住んでらっしゃるのですね。 何ということなんでしょうか。 島崎藤村も晩年は大磯に居を構えていたのです。これって偶然ではないですよね笑

「…」を多用する人は苦手です。 特に … だけとか おまえらの行間なんか読めるわけないだろ笑 それとテキストの使い分けといいますか、手紙、Eメール、ショートメール、LINE、インスタ等々、色々使ってます。文体や句読点の使い方などはツールや相手によって変えています。 特にLINEは基本1行最大3行ぐらいかな。挨拶、結び、句読点なし。()も絵文字もなし笑。 インスタは文体や内容によって句読点や改行を変える。嫌いなのは短文節多改行のアメブロスタイル。 読点無し改行な

本田宗一郎さんの投げるスパナは音速を超えていたらしい(後から「バカヤロー!!」という怒鳴り声が聞こえてくる)  #昭和の都市伝説 #本田宗一郎

招かれざるバーの客

娘ぐらいの歳の女性と食事に行ってきたのです。 ご心配なく。パパ活でも同伴でもありません。 でもって本題は食事ではなく、その後に行ったバーでの出来事です。 老舗のバーでなかなか癖の強い頑固で気位の高いマスターがいます。正直言って僕はあまり歓迎されていません。それでもカクテルの腕は良いし、打ち解ければよい関係になれそうな期待もあって、何回か通っていました。若い女性のスタッフがカウンターに立っている時もあります。 どうやら僕は女性スタッフ目当てのエロオジぐらいに思われているよ

自分の背中を見つけた人たち

Kくんのように道に迷っている若者もいる。 自分探しをしている若者もいる。 だが答えはいくら旅しても見つからない。結局のところ答えは社会の中にしかないのである。その社会は村や南の果ての島にもあり、旅を離れそこで自分の背中を見つけた者たちもいる。 十島列島臥蛇島。絶海の孤島である。そこには本当にミニマムな村社会があった。そこへ赴任した教師『臥蛇の入道先生』のドキュメンタリーはとても印象に残った。絶海の孤島にミニマムな社会を作ったのである。 また彷徨いつづけた果てに南の島にた

バケット焼きたて

バケット焼きたて なんとも上がるポップではないか。焼きたての小麦の芳醇な香り。しかも10本ほど並んだバケットは、それぞれ焼き上がりが異なり、夏休み明けの子供たちの顔のように焦げ具合も色々で迷ってしまう。 焦げが強めのバケットを2本選んでレジへ持っていく。焼き場から女性店員が出て来て、瞬く間にレジを打ち目の前でバケットを細長い専用のビニール袋に入れてくれる。 1本目。 そして2本目。ところがビニール袋の口が開かない。店員さんの手元を見るとルーズなビニール手袋のせいか、雪道

ランボー怒りの雪国

以前にきた事があるのだけど、九龍城みたいな古い雑居ビルのバーで、二度と辿り着けないと思っていた。 そのバーは新橋の50年は経ってそうな古い雑居ビルにある。不思議と身体の中のセンサーに記憶されているようで、迷わず再訪できた。 店に入ると客は誰もいない。 「いらっしゃいませ。実は今日は風邪気味で体調が悪くて、おまけに誰も来ないからもう店を畳もうかと思ってした。」 こうやって、いきなりメンヘラのように話を始めるのがこのマスターのキャラクターだった。 「新幹線の最終で帰るの

カタモチのイチマル

ヤマハの開発の子がMT-10に乗ってやってきました。 MT-10(イチマル)はスーパースポーツのYZF-R1ベースで、メインフレームとリアアームはR1そのもの。 エンジンはコンロッドやバルブをチタンから鉄にして、レブリミットも落としてパワーも落とし、電子制御もシンプルになっています。 ベースとなったR1は技術的にはかなり攻めたモデルで、設計の「これはここまで」的な社内レギュを無視した点もあり、それだからこそ大成功を治めることができました。 なのでフレームやリアアームな

BMWのあれ乗ったよ

BMWの最新のM1000RRに少しだけ乗らせてもらいました。今月末の鈴鹿8耐で使用するための新車で、慣らし運転中の車両です。 速く遠くへ走るために、BMWの最新のテクノロジーが満載されたスポーツバイクです。 この車体はすでにプロライダーによる設定変更が施されていますので、その辺りを差し引きして考察ください。 バリバリのスポーツバイクなのですが、実にフレンドリーな印象で、気軽にリュック背負って旅に出れそうです。ポジションもコンパクトで好印象です。 筆者 167cm 56

ハスクのあれ乗ったよ

今さらですが、ハスクバーナのヴィットピレン701に初めて乗りました。 全く興味のないバイクだったので、スペックは全く知らず先入観のないままの試乗でした。 第一印象は軽くて、ポジションが大柄だということ。シートとヘッドパイプの位置関係は、スポーツバイクらしくきちんとしています。大柄に感じたのはハンドルグリップ幅の広さと、割と後ろなのに低い位置のステップ。手足の長い人向けのポジションだよなあと思いながら走りだしました。 エンジンがOHCなのかDOHCなのか、また排気量も知ら

島崎春樹

・ 木曽路はすべて山の中である 島崎藤村の『夜明け前』のあまりにも有名な書き出しです。 木曽方面への出張帰りに無理矢理時間を作って馬籠宿へ寄り、島崎藤村記念館で『夜明け前』の生原稿を見る事ができました。推敲の跡が生々しく残る藤村直筆原稿の実物は、言葉に魂が吹きこまれ情景が目に浮かぶようでした。 なにぶん不勉強で恥ずかしいのですが、島崎藤村の本名は島崎春樹というのですね。知りませんでした。 でもここですべてが繋がりました。 そういう事だったのか! こういうことです。

気をつけて

バイク事故は家族や仲間を絶望のどん底に叩き落します。 危険を察知したり予知する能力と、慎重さと謙虚さが何よりも大切です。 プロ中のプロでも一か八かの勝負は避けます。 なぜか?当然のように報いがあるからです。 ある世界王者は「無謀なことをしたことに対する神の罰」と言っていました。 その罰とはすぐそこにある死ですね。 何度も炸裂して大怪我するライダーは、バイクを下りた方がいいのかもしれません。 ゴルフの球を打つのとは違うのです。 たしかシモンチェリが死んだ年。 心を病

極東戦線異常なし

遥か西より客人あり。 スシ、テンプーラ、フジヤマ、ゲイシャ、マツサカビーフと素人みたいなことこきやがる。 「さわやか」食わずに日本を語れるかっつーの。 山を越え湖を傍目に車を走らせること小一時間。 OMG… 俺のさわやかが!散々大口叩いたさわやかが! 連休で混んでいるかと危惧してはいたが、大甘だよ、坊やなんだよ、真珠湾の帰りにミッドウェー叩かないからからこうなるんだよニッポンの少年。 そこは阿鼻叫喚の地獄絵図。パーキングはテトリスのゲームオーバー警備員制御不能