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「話す」ことは絵やイラストを描くことと似ている

【結論(概要)から伝える事の重要性】


「話す事」は「絵やイラストを描く事」と似ています。
何を描くのか?という結論(概要)をイメージとして始めに思い描く事が出来るか出来ないかで仕上がりの絵(イラスト)は大きく変わってしまうからです。

実際にやってみましょう。
紙とペンをご用意下さい。
今から絵を描いて下さい。
とても簡単なイラストです。
描き方は指示しますので、やってみてください。


1. 大きなお皿を描いて下さい。

2. その上にお団子を1つ描いて下さい。

3. 黒豆を2つ描いて下さい。

4. まゆげを描いて下さい

5. 膨らんだほっぺを描いて下さい

6. にっこり笑った口を描いて下さい。

出来上がりです。
さぁ、皆さん、仕上がりはいかがですか?
とても簡単で誰もが知ってるキャラクターですね。

、、、、

ちゃんとキャラクターが描けた方、どれくらいいらっしゃるでしょう?
上記はとても有名なキャラクターの絵描き歌の歌詞を元に文章にしました。
それでは、今度はもう一度、絵描き歌の通りに描いてみてください。




アンパンマン絵描き歌

丸いお皿がありました

丸いおだんごのせました

それから黒い豆ふたつ

眉毛ぴくぴくおいしそう

ほっぺたぷくんとふくらんで

にっこりわらったアンパンマン「アンパンマン」


はい。
今度はちゃんとアンパンマン描けた方、多いと思います。

さて、最初に描いたイラストと、2回目に描いたイラストを見比べて下さい。
最初に描いたイラストの方が実は情報が多いのです(大きなお皿、お団子1つ)。
2回目に描いたのは絵描き歌の歌詞通りです。
より情報が少ないかつ「ぴくぴく」なんて謎の言葉があるにもかかわらず、
何を描いているのかという結論が分かっているか否かで2回目の方がきちんと絵が描けているのです。


結論(概要)を始めに話す事の重要性をご理解いただけましたでしょうか。



<ポイント>

・なぜ結論から話すとわかりやすいのか?

結論(概要)から話す事で、会話をする両者の間に共通理解が生まれます。
アンパンマンを描く=「話題はこれ。これをやる。」という事が両者の間ではっきりしているので、話をする方も話を聞く方も、
たとえある程度言葉が足りなかったとしても理解がしやすいのです。

また、結論から話すことで会話の着地点(何をしてほしいか)が見えています。
会話の途中で疑問が出ても、「何を確認すればゴールにたどり着けるのか」という会話の道筋が明確になります。
つまり、話しながら情報整理を頭の中で行える状態になります。
頭の中で情報整理をしながら会話ができるため、「次に何をすればいいか」がわかるのです。
その結果、結論から話すことが「わかりやすい」状態となります。

<注意>

結論から話さない方がいい例外があります。
それは「できなかった」など、マイナス印象の話です。
これはまた別の機会で詳細を解説したいと思います。
今は「結論から話さない方がいい時もある」ことだけ、頭の片隅で覚えておいていただければと思います。


【まとめ】

・結論(概要)から先に伝えることが重要。
・両者間での共通理解があることで、話ながらでも情報整理がしやすい。
・次に行うべき行動がわかるため、聞いていてストレスが少ない。


以上、結論から話すことの重要性でした。


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