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ママは出産で脳が4~8%委縮する?!

”マミーブレイン”という言葉をご存じでしょうか?
女性の妊娠~出産期のさまざまな心身の変化について、
「マタニティブルー」「産後うつ」などの言葉が知られるようになりました。
しかし、「マミーブレイン」という言葉を知っている人はまだ少ないように思います。

6月に第2子を出産した私も、いまだに”脳の劣化”を実感していますので、
今日はそんな「マミーブレイン」についてお伝えします。

・記憶力の低下
・すぐに言葉が出てこない
・集中力が続かない
・パソコンの使用方法を忘れている
・簡単な事でもミスをする
・考えをまとめられない
・思っていることをうまく伝えられない

これらはよく、職場復帰したワーママから聞こえてくる声です。
出産前の妊娠中でも、なんとなく忘れっぽくなったり、普段はしないミスをしたり、ありませんか?
実はこれらの症状は単に”長く休んで仕事を忘れてしまっている”だけではないのです。
この「産後ボケ・育休ボケ」には科学的根拠があったのです。

妊娠・出産により、ホルモンバランスは急激に変化します。
このホルモンの分泌量の変化の影響で女性の脳は妊娠中に4~8%ほど萎縮するそうです。
脳の萎縮ってアルツハイマーと一緒なんじゃ、、、とこれを知った時には思いました。
そうです。
この脳が萎縮して「ボケ」の症状が出ていることが"マミーブレイン"と呼ばれています。
それによって、先ほどの症状が出てくるわけです。

アルツハイマーの脳の萎縮は元に戻らないけど、”マミーブレイン”の脳の萎縮は半年~1年ほどで元に戻るそうです。
良かった!

脳が萎縮している"マミーブレイン"の間は、ある程度の「ボケ」は仕方のないことと諦めた方が良いかもしれません。
諦めるというより「自分の状態を受け入れる」というべきでしょうか。

・脳が委縮して忘れっぽくなっているからメモをしておこう
・簡単な事でもミスをしやすいから頻繁に確認しよう
・考えがまとまらずに思っていることをうまく伝えられないから、
 伝える前に文章にして読み返してから相手に伝えるようにしよう

こんな風に自分の状態を受け入れ、対策を考え・実行するようにしてみるといいと思います。

ちなみに、4~8%の脳委縮って、どれくらいの認知力の低下でしょうか?

60歳の脳の重さと、90歳の脳の重さを比較すると5~7%ほど軽くなるそう。
つまりざっくり30年。
30年分の脳の劣化が出産前の短い期間で起こるのです。
あなたが今35歳なら、出産に向けて脳は65歳の認知力になる。
今の時代、65歳なんてまだまだ仕事も現役の若い方も多いです。
それでも、65歳と言えば、年金受給開始年齢です。
出産できる若い元気な体に65歳の脳。

・記憶力が下がった
・ミスが多い
・集中できない
・考えがまとまらない

こんなこと、起こるのは当たり前なのです。

産前産後の心、体の不調は脳のせい。
世のママさん、まずはしっかり寝ましょう。


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