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僕ヤバ Karte.48「僕らはゆっくり歩いた」陰キャによる感想

座右の銘は「お前は市川にはなれない」
タリマックスです。しばらくぶりに僕ヤバの感想書きます。

今回はただの感想文です。

1ページ目。
多くの読者は紙袋を持って歩く二人に夢中で、コマの右上にある「ラーメン次郎」の看板に気付かない。

まあそんなことはどうでもよくて、いつの間にか二人で紙袋もってて(読者の)息が詰まるスタートですね。柄もハートだしよ~


そして突然謝る山田に対して楽しかった(と思う)ことを伝える市川。

次ページで山田が突っ込んでるように、市川が自分のことを”僕”と呼んだことはとてもデカい。
素の一人称で言っちゃったとか100000000億万%本心ですものね。変な声でちゃう。

あと、陰キャの私的に「楽しかった・・・んだと思う・・・」の、「んだと思う」の部分が大切ですね。
陰キャは大抵自分の意志に自信がないものなので、本心だろうと「思う」を付けてしまうのが陰キャ的にはくそわかりみの鎌足です。
市川無限に推せるなぁ。

しれっと自分のマフラー巻いちゃう山田も山田。こんなの100人の男性に聞いたら77億人がにおいかいじゃうよね。


そしてイルミネーション。。桜井のりお先生の一押しシーン。

イルミネーションなんか未就学児でも見たことあるレベルなので初めてみる訳ない。が、好きな人と見るイルミネーションなんて・・・

イルミネーションも勿論綺麗だけど山田も綺麗。そしてそんな憧れの人と見るイルミネーションは香港百万ドルの夜景の相場余裕でを超えてきますね。

おれも見てぇなぁ・・・


そして、紙袋を自分で持つと言った市川。
前話では山田が自分で紙袋を持っていたので、この一日での市川の気遣いの変化というのも・・・いや、買ってすぐに「持つよ」と陰キャは言えない。きっとそういうことなんだと思う。


その後、ラッシュの電車に乗り込み、手をつなぎ、手をつないだまま帰る二人。
僕ヤバ各話の好きなシーンは大抵桜井のりお先生と同じですが、私は今話ではここら描写が一番好きです

この、付き合う前の両片思い的な状況で、「手、繋いでいい?」の旨をどちらも伝えられるわけもなく、でも互いに好きなのでどちらも手を繋ぎたいという気持ちがある。そして言葉もなく手を繋ぐ二人・・・

( ^ω^)・・・

( ^ω^ )・・・

👼👼👼👼👼👼👼👼

わかりますか????
この、友達以上恋人未満な状態で(個人的に)最も嬉しいのが、言わずとも自分の思うようにことが運ぶ=相手と同じ気持ち、とわかることだと思うんですよね。 マジで死にたくなる。

市川は「気持ちが伝わりそうで怖い」なんて思ってますが、ちゃんと伝わってると思うから安心しろ!!!!!!!!!!と言いたくなります、大丈夫だぞ市川・・・


帰り際にで市川のよいお年をキャンセルをする山田。略して「よ年キャン(よときゃん)」ですね。たぶん流行らないし世界でこのnoteにしかない文言。

市川の口に指を当ててキャンセルしてるので、あとでこっそり自分の口に右手の人差し指を当ててほほ笑む山田の図がもう手に取るようにわかりますね。おじさんラブコメには詳しいんだ。

いいなぁ・・・あと6日もあるなら6日も会えるってことかぁ・・・ふーん・・・きっと31日によいお年をして一緒に新年を迎えるんだろうなぁ・・・死にたくなるなぁ・・・

そして別れの言葉を言い、互いの帰路につく二人。そりゃあどっちも帰りたくなくて一緒にいたいよね。このあたりの台詞がない描写とかめっちゃいいよね。各コマしっかり見ちまう。


「聖夜なんて関係ないけど」
「ほんの少しだけ伝えられそうな気がした」
「好きだって」

そんな市川の独白で締めくくられる48話。

聖夜なんてそもそもキリスト教徒じゃないし、別にキリストの誕生日でもなく、ただキリストの生誕を祝う日なので、その辺でやってるクソみたいなやつらがよくやってるパーティーと本分は変わらない。
きっと市川もそんなこと思ってる。

でも、そんな一日に少しでも恩恵を浴びたくなるもの、それが人間・・・

市川はそんな独白の中でも、「ほんの少しだけ」という謎ブレーキをかけてしまうあたり素晴らしい。ほんの少しだけ好きを伝えるってなんやねん。でもその気持ちすっげぇわかる。人類が滅んでも解明されない曖昧さの一つだと思う。

最終コマにあるように、「いつか来るかもしれないその時まで、大切に。」のその通りすぎる。その時が来なかったら私もアンティファのように極市川暴力集団を結成して暴動起こしちゃうと思います。早く報われたら漫画終っちゃうからダメだけど早く報われてほしい。


以上がKarte.48「僕らはゆっくり歩いた」の陰キャによる感想です。
ハイボール飲みながら書いているので誤字脱字があったら申し訳ありません。でもこんなの酒飲みながら思考を巡らせるしかないよね。

このような長文駄文をご清覧いただきありがとうございました。

桜井のりお先生に多大なる感謝を。

弊社は市川と山田の発展を末永くお祈りしております。




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