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芸能界で挑戦者は3割、7割は挑戦しない

芸能事務所に所属をしていると、常に挑戦する機会があります。
でも、チャンスが来た時に、チャレンジをしないのがほとんどです。比率にすると7割程は何も挑戦はしません。逆に挑戦をするタレントは3割です。もしかしたら3割以下かもしれません。そして更に、その3割から1割だけが売れるのが芸能界です。

ここで疑問に思うことが、何故7割は挑戦をしないのか?です。タレントになる夢を持って芸能事務所に入ったにも関わらず、挑戦しないのは変だと思うかもしれませんが、これが事実です。
ただ、当人たちには挑戦を断った認識は無いと思います。それは、タイミングが違う、方向性が違う、やりたい事では無い など、言い訳を作って断っているからです。殆どのタレントはこの思考かと思います。

売れるタレントとは?

では、売れるタレントの思考はどうかというと「先ずはやってみる」です。何事も挑戦しないと分からない事があります。やりたい事とは違うかもしれませんが、それをキッカケにして、新たな可能性が拡がる事は往々にしてあります。勿論、その逆もあります。
売れるタレントは、先ずは動き出します。そして、失敗を繰り返します。失敗は、次への知識と経験になります。そうやって成長していきます。
そのタレントが挑戦をしている間、挑戦をしなかったタレントは、何も経験する事なく成長はしていません。ただ年齢を重ねているだけです。

マネージャーの視点で物事を考える

マネージャーの視点で、この物事を解説してみます。
マネージャーはタレントの為を思って仕事を持って来ます。※仕事が出来ないマネージャーは別です。

マネージャーからするとタレントの為を思って仕事を持って来ているのに、それを断られてしまうと、マネージャーのモチベーションは下がるでしょう。マネージャーも人間だから仕方がありません。

では、これが続くとどうなるでしょうか。マネージャーからすると、仕事を断るタレントよりも、何でも頑張るタレントに仕事を振るようになります。
当たり前ですね、マネージャーからすると、自分が持って来た仕事をやってくれるタレントとやらないタレントがいれば、どんどんやってくれるタレントに仕事が集まって来ます。こうやって、仕事が集まるタレントは生まれます。

まとめ

今回は事務所側の思考を解説しました。
この解説を読んだタレントが、「事務所の言うことを何でも聞けば良い」と思っては欲しく無いと思います。自分の方向性や見せ方はあると思います。とても大事な事だと思います。
もしこういう事務所とタレントの思考の相違がある場合は、先ずはキチンと事務所と向き合って話しをしましょう。ただ、事務所には事務所の方針があります。全て、タレントの意向に寄り添うのは難しいと思います。事務所に所属したという事はそういう事です。
事務所との話しの中で、自分の意見を通すところと、妥協ラインを見つける必要があります。

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