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緒形直人の経歴|史上初の親子で大河ドラマの主演を務めたその半生とは

俳優として活躍する人の中には、父親もしくは母親が俳優だった人も少なくありません。その多くは親の七光りとして扱われる程度ですが、稀に親と同等、もしくはそれ以上に活躍した人もいます。その1人が緒形直人さんです。

緒形直人の経歴


緒形直人さんは1967年9月22日生まれで現在55歳です。父親は緒形拳さん、母親も女優を務め、兄は緒形幹太さん、奥さんは女優を務める仙道敦子さん、そして息子は緒形敦さんと両親も兄弟も奥さんも子供も俳優という筋金入りの俳優一家です。

1987年青年座研究所に入所すると、研究生の立場でありながら「優駿 ORACIÓN」で主演を務めます。その後青年座に入団し、大河ドラマ「信長 KING OF ZIPANGU」で織田信長を熱演。父親の緒形拳さんも大河ドラマで主演を務めており、史上初親子で大河ドラマの主演を務めたことになります。

その後は着実に年齢を重ね、その年齢にあった役がどんどん舞い込むようになり、ドラマ版「世界の中心で、愛をさけぶ」では高校時代の出来事から20年ほど経過した主人公を好演したほか、連続テレビ小説「ファイト」でも不幸が立て続けに襲い掛かるヒロインの父親を演じるなど、本格的な作品を中心に出演し、今に至ります。

「お前の船はもう出港したのだから、元には戻れない」


父親は緒形拳、妻は仙道敦子、そして長男も次男も俳優になった緒形直人さん。そんな緒形直人さんが初主演を務めたのが「優駿 ORACIÓN」です。当時はまだ裏方になろうという意識があったといい、撮影が終わってからもそのような認識だった緒形直人さん。

しかし、映画の評価が高かったことや、緒形拳さんに「お前の船はもう出港したのだから、元には戻れない」と言われたことで俳優になることを決意します。アドバイス自体はさほど多くなかったものの、1つ1つアドバイスが重く、緒形直人さんの胸の中に刻まれています。

重たい内容の作品が中心


緒形直人さんは世界遺産のナレーションを務めるなど、シリアスな内容の作品に多く出演しています。最近ではFukushima50、万引き家族など、並の役者では演じきれないような作品に出演しています。

ドラマでは六本木クラスで主要な役を演じ、WOWOWのドラマにも出るなど、緒形拳さんの後を追いかけ、息子たちのお手本になるような活動を行い続けており、今後も作品に恵まれることは間違いありません。


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