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芳醇な人生レシピ

人生は思い出作りでしかない、そんな他愛も無い話から始まった1週間の東京滞在。なんでそんなことをふと思ったのかなと思ったが、多分、元々の気質に加えて、この本あたりの影響だろう。

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朝令暮改、組織の方針の変更や変化には最早慣れすぎていてそれ自体は何とも思わなくなり、一時期は変化した環境に必死についていかなければならない、何とかしなければいけない、という謎の焦りや不安があったが、それもうまく飼い慣らせるようになってきた。淡々とコトに向き合い続けるのみだ。

1人でコトに向き合い続ける過程で様々なことが起きる。構造的にはどれも説明がつくかもしれないが、回避のしようがない問題もある。そんな中で、1人で成し遂げられないことを達成できる方が、豊かな人生になるのだろう。

もっと、もっとという気持ちが、間違いなく世界を前に進めてきた。

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週末には目黒シネマの二本立て上映があり、バベットの晩餐会とショコラの日本を見た。芳醇な人生レシピをあなたに。ということで。

人生を料理のフルコースに例えるなら、34歳、今はメイン料理に入る前のお口直しぐらいだろうか。隠し味やスパイスはなんだろうか。フルコースのレシピはどんなものだろうか。もしかしたらもうメインも終わっているのかもしれない。人生はいつ終わるかわからない。そんなことを考える年にもなった。

家政婦バベットの過去と目的、そしてその決意が明らかになった時、バベット自身のフルコースは終わったのだと思う。あとは、幸せに暮らしましたとさ、という感じだろう。

人生のレシピを考えて、料理を作り、どう自分に振る舞うか。引き続き、自分をどう楽しませるか?自分の挑戦が続く。

ショコラも実に映画らしい、甘い甘いエンディングだった。長く続く旅路を一度は終わらせに行く、幸せを掴み取るのも勇気が必要だ。同じ構造で整理して逃げ続けていては、手に入らないものがある。

下御霊神社の梅和祭に参加した。

今週は花冷え、いよいよ来週から本格的な春到来となるだろうか。できる限り、良い形で春を迎えたい。

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