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【音楽雑記#18】boogieman

元々、ブランドビジネスに興味があり「まずはブランド力がある商材を扱ったほうが色んな人に会えるし、大企業的な仕事もできるから面白い」と、100名以上OB訪問する中で、誰が言ってくれたかもう覚えていないが(その節はありがとうございました・・・。)その言葉を信じて、新卒でもブランドマンションを取り扱う仕事を始めた。

やはりブランド力というのは絶大で、そのブランド名がグローバルか、ローカルかは別として、自分の信頼とは別に「会社を信頼」して、ビジネスが進む。だんだん、そのブランドの成り立ちやなぜブランドたる成長を遂げたのか?バックグラウンドに興味を持つようになり、そこから今の仕事に至るわけだが、週末読んだこの本は、最近のラグジュアリーブランドの戦い方なんかもわかり、面白かった

題名はカルティエになっているが、中身はリシュモングループの経営についてがほとんどで、リシュモン傘下になったブランドが、どのように連続成長を達成しているか?実地レポートもふんだんに取り入れながら、記載がある。一時期、モンブランの時計が欲しくてたまらない時期があったが、その大胆な事業戦略が土地に基づいていたことなど、はからずも、不動産と隣接する話が多く、楽しめた。

今は、残念ながらまだ全然ブランドとかがないサービスに携わっているが、なんとかブランド作りに一役買っていき、なんなら、いつか自分のブランドも立ち上げたいものだ。夢は持ち続けよう。

▼好きになったキッカケ

boogiemanは、ちょっとした「ブランド」がついたバンドだった。デビュー時から界隈の注目もあり、シークレットで参加した渋谷が大変でも超満員。一世を風靡したbaroqueのメンバーが仕掛ける次のバンド、ということで、baroqueは名前しかしらなかったが、こんなバンドをデビューした瞬間から追えるなら、と、必死に追いかけていた。他にも蜉蝣のギター、メトロノームのドラム・・・ブランドネームのオンパレードだ。ヴォーカルの声はキリトに似ており、マイナー調の楽曲も多く、のっけから好きなテイストだった。

▼思い出

ちょうど彼らが活動していたのは一番ヴィジュアル系が好きだった時期と重なる。色々大人の事情があったのだろう、途中でヴォーカルの変更があったり、baroque復活の流れで空中分解、実質3年程度の活動の幻のバンドだ。でも、大学生活とともにあったバンドということもあり、彼らとのライブの思い出というよりは、楽曲と自分の個々の思い出が紐付いており、青春の1ページを彩ってくれたバンドであることは変わりない。

▼今、1番スキな曲

ドリームチームで結成されても、きちんと立ち上がらなければ、長く続けなければ、キジョウの空論で終わる。頭が良くて、能力もあるメンバーが集っても、成果を出せて、物事が続くわけではない。そんなアタリマエのことをこのバンドは教えてくれて、変化に関して耐性を作ってくれたバンドとも言える。

それでも、全てはキジョウの空論から始まる。その時は無駄な議論でも、その活動自体が無駄となったとしても、誰かの糧にはなり、何かを残すことだって出来るはずだ。続けることだけが全てじゃない。そんなことを教えてくれた。キジョウノ空論は大切にしていきたい。

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