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【音楽雑記#25】シド(SID)

仕事をしていると「出会い」と「別れ」がすごいスピード感で訪れる。これは社会人になってからずっと同じだ。

キッカケをいただけて、たまたま良い話が出来たとしても、その出会いは点で終わることのほうが圧倒的に多く、もう少し色々話して仲良くなりたかったな、という出会いがあっても、自分の想いだけでは何も動かない。そもそも、相手方は「出会い」と認識していないことすら、多々ある。

でも、自分の働きかけ一つで、その関係性が変わる瞬間が必ずある。これが、仕事の醍醐味であり、この瞬間のために仕事をしているとも言える。自分がいなければ生まれなかった出会いや動きが生まれ、展開が広がる。そんなことを繰り返して、自分の周りから人生を変えていきたい。そんなことを、ふと改めて思った。

▼好きになったキッカケ

シドに関しては、ヴィジュアル系ファンなら必聴であり、一般人にも話が通じる数少ないバンドだった。当然、聞かないわけには行かず、よくイベントでもお世話になった。はじめましての人とも「最近はシドとか聞いてて~」っていう話から、段々ディープなバンドの話を振っていくのが鉄板だった。(シドからヴィドール辺りにまで話を広げられると、結構仲良くなれた感覚が残っている。笑)

こうした一般受けのするバンドの存在は貴重で、カラオケの十八番を何曲も作った。

▼思い出

そんな感じで青春を彩ってもらったが、社会人になってからそのコミュニティごと消滅していたので、自然と遠ざかっていたバンドの一つだ。そんな自然消滅的に別れたっきりだったが、再会は2018年、転職直後で時間の融通が利くタイミングだった。その時、一緒に働いてた同僚が気を利かせて紹介してくれた女性(といっても、その同僚の妹だったのは笑ったがw)が、シドが大好きで盛り上がり「ライブ行きましょう!」ということで、誘ってくれたのだが、ちょうど15周年のタイミングで、神セトリだった。

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走馬灯のように、当時の記憶ばかりか、それ以外の記憶も蘇ってきた。と同時に、そんな感情に浸れるような音楽をいくつも持っていることに、幸福感を覚えた瞬間であった。

▼今、1番スキな曲

そんなシドとの偶然の再会をくれた女性に感謝しつつ(結局、その後会っていないが、これもまた、思い出の一つだ。きっと、まだシドのライブに行っているのだろう。)改めて、シドの楽曲に向き合ってみると、活動開始直後からの完成度の高さにビビる。元々、キャリアがあったバンドとはいえ、コンセプトも一貫しており、安定感のあるヴォーカルと、キャラ立ちしたメンバー。

特に「Re:Dreamer」は若さゆえの感情を良い感じで思い出させてくれる良曲だ。爽やかすぎる。聞きやすく、BGMにぴったりな彼らの楽曲と月曜日を始めよう。

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