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嵐のトレイルラン初参加

京都マラソンに参加した流れで、勢いで東山トレイルランにも申し込みし、走ってきた。珍しく前日は緊張でよく眠れず、しかも、天気も生憎の雨模様。初心者×トレイルランだけでも過酷なのに、そこに雨という条件も加わり、出走前の緊張感が増す。

毘沙門堂@山科スタート

毘沙門天様の使いは「ムカデ」だそうで、ムカデは前にしか進めないことから、前に進むしかない!という気持ちで頑張ってください!とお坊さんが発破をかけて、開会式が終わる。その後、何度もこの言葉に救われることになる。

大文字山からの景色。まじで何も見えない

まだ序盤元気だったころ、大文字山から京都市内を見渡す。移住して約1年、そういえば登ったことがなかった。次は天気が良い日に上ろう、という収穫があっただけでも良しとしよう。その時は、銀閣寺側のルートからコーヒーを持参して、ゆっくり過ごしたいものだ。

山頂付近となると、めちゃくちゃ寒かった

比叡山の麓から、大原に向かう最後の関門前。ここが、ほぼ最後の記憶となる。ここから大原に向かう道が過酷すぎて記憶がない。途中、雨脚も強くなり、なけなしの体力を持ってかれる。斜面が急すぎて怖いと思いきや、登山でも経験したことがない急斜面が現れる。まじかよ。

まだ、比叡山延暦寺周辺時点では元気だった
ドライブに最高なのだろうな・・・桜がまだ見えた。

シティマラソンと異なり、途中孤独に一人で歩いているシーンもあり、不安が増す。聞こえるのは雨音と、水たまりを避けるときに聞こえる自分の足音と、たまに大声で鳴くカッコウの声ぐらいだっただろうか。晴れていれば、景色を楽しんだり、他にもいろいろな音が聞こえてくるのだろう。天候が悔やまれる。レース中に楽しかった!という瞬間は特段なかった。

そして、ようやく大原の地に到達するのであった

それでも、山を越えて大原の里に着くと、天気はよくなり、穏やかな空気が迎え入れてくれる。まさか、こんなアドベンチャーが自分の家の東側を走っているとは思いもよらなかった。東山、恐るべし。

また違った京都の魅力に気付くことができた週末であった。

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