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インフレの影響で外構費用が想定よりも上がってしまったお話

 こんにちは、たくゆきじです。

 今回は外構工事に関して、私の経験をお話ししようと思います。

 マイホームづくりにおいて、外構工事はそれなりのウェイトを占めます。ちなみに今回で言うところの外構というのは、カーポートや門柱、柵など住居以外の構造物を指します。

 私は、外構工事をハウスメーカーでなくハウスメーカーと関係のない業者に依頼することとしました。

 ハウスメーカーを通じて外構業者に依頼すると、当然ハウスメーカーへの手数料が上乗せされます。そこで、直接外構業者に頼んで安く抑えようと思ったのです。

 実際に見積もりを取ってみたところ65万円ほどの差があったので、ハウスメーカーを介さないで建てることにしました。

 しかしながら、最終的にはハウスメーカーを通した時の見積もりとだいぶ近づいてしまいました。その原因は、インフレでした。


最初の見積もりと建てる直前の見積もりの違い

 ハウスメーカーを通じて契約する場合、基本的には注文した時の単価や値段が適用となります。つまり、1月にハウスメーカー経由で外構業者に依頼した場合、工事が始まるタイミングが5月だとしても、1月に出してもらった見積もりが適用となります。

 ハウスメーカーによって差があるかもしれませんが、少なくとも私が依頼したメーカーはそのようでした。

 しかし、ハウスメーカーを通さず業者に依頼する場合は、実際に工事に入るタイミングの直前の見積もりが適用となります。

 これも業者によってさまざまでしょうが、事前に発注すると保管のコストがかかるようで、私が依頼した業者は資材を工事の直前に発注するからとのことでした。

 通常であればそこまで影響はないはずなのですが、私の場合は近年稀に見るインフレが誤算となりました。

 今までであれば、1月に依頼した見積もりも5月の見積もりも基本的には変わらないはずですが、急速な円安の進行、またウクライナでの戦争に伴う原材料の高騰などにより、値上げが一気に進んでしまったようでした。

 そのため、1月に依頼した見積もりではハウスメーカーを通した業者の見積もりより明らかに安かったのですが、工事直前にもう一度見積もりを依頼してみると

「コンクリート代やカーポートの資材が値上げになってしまい、1月の見積もりでは工事ができない状態です…」

 と言われてしまいました。

 ただ、仕方がないのでもう一回見積もりを取ってみると、なんと30万円も高い見積書が出てきました。想像していた以上に値上げされたため、正直言ってやや不満が残りました。

 それでも、ハウスメーカーに頼んだ場合より30万円近く安いのですが、住宅ローンの手続きや業者とのやり取りなどの手間がだいぶ増えたので、あまり得した気持ちにはなれませんでしたね…。

これならハウスメーカーに依頼しておくんだったな…

 と内心思いましたが、こればっかりはしょうがありません。最終的にこの見積もりを飲むことになりました。

まとめ

 今回のインフレは特殊な事情かもしれませんが、今まで物価の上昇がほとんど起こらなかったここ30年の日本のほうが、実は異常な状態だったのかもしれません。

 個人的な考えですが、引き続き物価の上昇が進むと考えるのであれば、早めにとった見積もりで金額を確定させたほうが、後々になってから動くよりも少し安く上がる可能性があると思っています。

 当然、企業側としてもインフレを念頭に置いた見積もりを出してくるのでしょうが、経済動向をしっかりと意識した方が何かといいのかもしれませんね。

※本記事はm3.comで連載中の記事を改変して転載しております。

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本記事は『たくゆきじの夢のマイホーム奮闘記』というマガジンの中の記事になります。勤務医が等身大のマイホームを建てるにあたって気づいたことをシェアするマガジンです。

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