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◎百足の草鞋/終走!京都英雄北欧喜劇編


 2018年2月。みなみ会館の休館まであとひと月。この頃はロードショー作品に合わせて様々なプログラムが組まれて、毎週でも通いたくなるようなラインナップが目白押しでした。

 前回、ガメラが飛んできた後はウルトラ大全集スペシャルナイト2。今回は『ウルトラマンオーブ』をメインにウルトラ映画を2本、という組み合わせ。

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 昨年夏に行われたウルトラオールナイトの第2弾。今回はウルトラマンオーブ最終回2本に『ウルトラマンコスモス2・ムサシ少年編』『ウルトラマンティガ&ダイナ』の劇場作品2本。そしてゲストはオーブメイン監督の田口清隆さんに、オーブのライバル? としてエキセントリックな演技を見せてくれたジャグラス・ジャグラー役の青柳尊哉さん。

 チケット完売、補助席券も残りわずかという大盛況っぷり。そして入場者には缶コーヒーが手渡される。これはジャグラス・ジャグラーが劇中で何度か口にする『夜明けのコーヒーを一緒に飲みたい』に引っ掛けたもの。さすがに夜明けとはいかないまでも、夜更けのコーヒーを飲んでいただこうという趣向。

 まずはオーブ『復活の超大魔王獣』『さすらいの太陽』の最終回前後編上映。この時、こっそりゲストのお二人は客席へ。上映終了後、ゲストお二人のトークショー。
 青柳氏の乾杯の音頭で、缶コーヒーを飲む。トーク慣れしているお二人と、司会の島崎氏の巧みなリードで会場は爆笑の渦。隣の青柳氏の口調がだんだんジャグジャグになってくる。途中で青柳氏の『ガチャガチャ』、田口監督『女兵器701』にウルトラマンネオスが登場する台湾のバンドMAY DAYのPVの短編3本を挟み、トークは終了。特に3本目はなかなかスクリーンでかからない一本。テレビとは違ったウルトラマン対バルタン星人の戦いっぷりとドラマチックな構成はかなりの見応え。トーク終了後はサイン会へ。この時すでに深夜2時を過ぎていた。お二人の迅速な対応で、サイン会もつつがなく終了。サービス精神たっぷりのお二人に場内も大満足だったのでは。

 続いてコスモス2、ティガ&ダイナ上映。公開当時も上映館数が少なく貴重なコスモス2ムサシ少年編に、テレビシリーズの延長とはいえ、劇場映画並みのクオリティを見せてくれるティガ&ダイナ。公開当時はティガ復活のシーンで涙を流しそうになりました。

 そしてロビーを埋め尽くさんばかりの圧倒的な物販軍団。

 全プログラムが終了するころ、外はうっすらと明るくなっていた。お客様の中には夜明けのコーヒーを飲む人も。大盛況に終わったウルトラナイト、次回は3月11日、いよいよこの場所では最後のウルトラ大全集。正義の扉を開くもの、ウルトラマンネオス京都に出現。(ブログより)

 悪役、しかも若手俳優ゲスト。いつもとは女性層が目だつ客席、だれともなしに取り出したジャグラーの変身アイテム、ダークリングがペンライトのように場内を照らしました。 

 ゲストサイン会の時は大体の場合、そばにいてサイングッズの確認、使用ペンの色等々、スムーズに進行できるように動くのですが、この頃になるとペンの色も金、銀、黒の三種類しかないので『どれか先に決めてくださーい』とお客さんに声掛けしたり。『それ金、そっちは銀でいいですね』とこちらで勝手に色指定したりしていました。しかし、この時はお二人ともサインが早い早い。


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 恐怖の円盤生物キーホルダー登場、圧倒的な円谷物販軍団。青柳氏は今夏放送の『ウルトラマンZ』で防衛チームの隊長役だとか、楽しみです! 当たり前ですが、劇中の狡猾な役回りとは正反対の素敵な方でした。

 と、いうことで大盛況のオールナイト終えると3月にはウルトラマンネオス登場。最後の最後まで、ぎりぎりまで頑張って、ぎりぎりまで踏ん張るウルトラ大全集。と、その前に3月にはアキ・カウリスマキ監督オールナイトへ。

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 何度目だみなみ会館。しかし、いよいよ今月まで一時閉館である。見たいものがあれば、時間と金と相談して、できるだけ見ておきたい。それに、普通にオールナイトに参加できるのもこれで最後だと思ったからだ。昨年の大みそかに『ル・アーヴルの靴磨き』を見て、久々にカウリスマキ作品に触れたので、これは見ておきたいと思った。上映作品は『パラダイスの夕暮れ』『レニングラードカウボーイズ・ゴーアメリカ』『コントラクト・キラー』『街のあかり』の4本。カウリスマキ映画はどれも短いので一晩に四本上映することも可能なのだ。劇場はほぼ満員。これも閉館効果なのだろうか。(ブログより)

 ほんのりとおかしくて、切ないフィンランド新喜劇を堪能し、いよいよ最後のウルトラ大全集へ。ちなみにこの日は

ヘルツオーク、カウリスマキにベンダース、そして横山やすしとウルトラマンネオスとごちゃ混ぜ感が強い今日のみなみ会館。やはり天才漫才師と銀色の巨人のインパクトは強い、と思うのです。(Twitterより)

 と、カオスなラインナップだったようです。

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 『やってもらいますよ』
 どういうニュアンスで言われたのか、今では定かではありませんが、一昨年の10月、ガチガチ、あたふたしながら京都みなみ会館の一階、パチンコラスベガス跡で行われてきた『ウルトラ大全集』。

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 毎回レジェンド級のウルトラなスタッフ、キャストさんとアウアウな聞き手を務めてきましたが、みなみ会館の一時閉館という事もあり、それも先日でいったん終了。拙い司会でしたが、『あいつ、今月でバイバイな』と首を斬られることなく続いたのはひとえにゲストの皆様とこんな自分でも受け入れてくれたお客様のおかげだと思います。それに、元々話し上手でない人間をどういう理由か聞き手に取り上げてくれた寝屋川キャスト社様にも感謝。いつもいつも中途半端に終わっていた自分が、休むことなく最後まで完走できたのが快挙なのです。

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 いつものようにゲストのお二方の軽妙なトークで会場は大盛り上がり、サイン会も滞りなく終了、そして2階劇場ではネオス本編の上映へ。毎回のことなのですが、視界が拙い分、本当にゲストの方々に助けられました。そして、イベントが終わると何を聞いたのかほとんど覚えていないというのも毎度のこと。そんなことも4月からなくなってしまうのか、予習のためにレンタル屋で該当作品を借りたり、会場の彩りになれば、とショップでソフビを探し回る日々ももうなくなるのか、そう思うと寂しい気もします。(ブログより)

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 パチンコ屋跡地に出現した宇宙人ヒーローとそのファンたち、という不思議なな光景もこれで見納めでした。今見ると、すごい絵面です。ウルトラマンと並んでる! すごい!

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 恒例のウルトラ資料。でも壁の向こう側にはもうポスターが張られておらず、少し寂しくなってました。

 ウルトラ大全集も終わり、いよいよ超SDX……その前にまたもやカウリスマキ監督の新作『希望のかなた』を鑑賞。この頃は本当に毎週のように通っています。

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 戦火から逃れてきた難民の青年をなんとなくかくまい、なんとなく彼のために尽力するレストランのオーナー&従業員。昨年の作品だけど、90年代からカウリスマキはぶれない。酒、たばこ、バンド、異邦人、それに犬。どこかとぼけたキャラクター達。ぼけてるのか真面目なのか、ドラマなのかコントなのかわからないのでとりあえず観客が心の中で突っ込むフィンランド新喜劇。新しいけどどこか古臭さを感じさせる作風は、築55年のみなみ会館にはぴったり。今度からこんな素敵な作品群をどこで見ればいいのか。みなみ会館再開の暁にはぜひとも新作含めてカウリスマキ作品を上映してもらいたいものです。(ブログより)
 でも、カウリスマキ監督は引退したとか、しないとか。 

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 そして最後の超SDXは怪獣と軍艦! それでもまだ京都通いは続くのです。

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