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石徹白Life1733日目【技ではなく人を観る】愛農かまど伝承者の大西琢也です。

8月末に施工させていただいた岡本よりたかさんご夫妻のお宅にて、仕上げのタイル貼りの一日でした。

お手伝い・・・というか物凄く勉強をさせていただきました。

大工棟梁の兼定さんのご紹介により、左官一級技能士の松葉鉄雄さんがいらしてくださいました。

この道一筋50年を超える技は寸分違わずの鏝先に魂を感じました。
迷いが微塵も感じられない名人の動きに感動しつつ、
冗談も交えつつの軽妙なお話に魅了されました。

今日一番、胸に響いたのは、職人の何を観るかというお話です。

「技術がどれだけ高くても、その人が道具を置いた時に、何をしているのか、その時の立ち居振る舞いを観ている。」

そんなことをおっしゃっていました。

昔からの技術を継承し、さらに高めようとする姿の源には、

「人としてどうあるのか」という哲学が貫かれていました。

何を聞いても、懇切丁寧に教えてくださり、

私のような若輩者でも、その背景にまで想いを馳せることができました。

このような機会に出逢わせていただき、

わずかな時間とはいえ教えを授けてくださったこと、

本当に感謝です!

めちゃくちゃ学べました。

すんごく綺麗な仕上がりに関われたことに感激です!

自分の至らない点と伸びしろが浮き彫りになりました。

ありがとうございます!!

愛農かまど創りワークショップで協働された皆さんが集中、努力して水平をとった200個に及ぶレンガの積み上げや天端の出来栄えを褒めてくださったことも、とても嬉しかったです。

愛農かまどの構造や機能も興味を持ってくださっていましたので、
またぜひご一緒したいです。

今年のワークショップは、あと2基。

10月(岐阜県郡上市)と11月(大阪府能勢町)の愛農かまど創りに向けて、

一生懸命、準備させていただきます。

学びとは、変化し続けることだー--。

松葉さんの名刺に

「鉄ちゃんです。喜んで汗かきます。」って

書かれてました。

痺れました。

押忍!!

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岡本よりたか さんの投稿 「竈門(かまど)」
https://www.facebook.com/yoritaka.okamoto/posts/pfbid04sszQx3KkKYjygz1uoYMnvvxGcRYmhUkFns4BRpCxzAnMqe9WEPvZyfvQMHYiRDwl?cft[0]=AZXsEJEyAROlrJt30OX9QDL9M5LPAexfDA_BnS3O7bulU_KSuwxEgt3tHj8RltbwovK4Dt3EaCNJ8J7qKP_T56Uh34dzYlWdierbVToKYzO5Y2dKOfZv1Hy2ryO-jC_U0Sy1mJf_wOowVqbvy_xKbcRQey-a718qL8--dr8Tl6iE_Q&tn=%2CO%2CP-R

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◆「愛農かまど」とは?
第二次世界大戦の直後から昭和 30 年代は、森林が荒廃し、残り17年で薪が枯渇すると言われ、日々の調理さえ危ぶまれる状況でした。その際、「全国愛農会」が農村生活改善のために開発し広めました。

料理研究家が考案した、燃焼効率の良い構造が大きな特徴です。
ひとつひとつの熱源や排熱さえも無駄なく流れに載せ増幅させながら、最大限に活かすことができます。
そのため今まで使われず森に放置されていたような、少量の細枝で煮炊きができます。
薪ストーブで使うような太い薪は下段のオーブン利用時のみ、数本が必要な程度です。
上段に羽釜を2つ置くことが可能です。片方は焚口があり、3 升の米が約 30 分で炊きあがります。もう片方は煙突へ向かう手前の余熱を利用した弱火調理ができます。お湯を沸かせるので、餅つきや味噌作りに重宝します。下段のオーブンでは肉・魚・野菜だけでなくパンやピザやシュークリームなどを焼くことが
できます。国内外の様々な伝統料理、創作料理、アウトドア料理などをお試しください。

私たちは「愛農かまど」の優れた機能性だけではなく、精神性を伝承し、
私たちが共に生きていくことの意味や幸せを分かち合いたいと思っています。

◆自力制作するには?
設置場所の企画検討、かまど材料や制作道具の準備など、全てをご自身で行うことができます。
※愛農会から制作に必需品の木型と設計図の貸し出しを受けられます。
木型貸出料:1 基 1 回につき 30,000 円 (複製不可)
設計図貸出料:1 基 1 回につき 20,000 円 (コピー不可)
(1 週間以内に返却。別途往復送料が必要です。)
そのほか詳細は (公益社団法人)全国愛農会 事務局に、ご相談ください。
電話番号:0595-52-0108(8:30-17:00)
メールアドレス:ainouhonbu@gmail.com

◆伝承者とは?
愛農かまどの制作技術だけではなく、開発の経緯や最新の知見、精神性を共に育み伝えていく者です。
事前の相談から、現地へ赴いての制作支援やワークショップ講師などが可能です。
伝承者派遣のご依頼は愛農会に連絡して紹介を受けるか、
ご自身で伝承者に直接連絡をとることになっています。

【連絡先】大西琢也   yajin@ugaku.com
略歴>>>


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