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石徹白Life1120日目【ウイングヒルズ白鳥リゾートスキー場でリフレッシュな1日。なんと!1年に1回あるかないかの超レア奇蹟の虹色現象3拍子!そして本番はこれから。】

豪雪地帯とはいえ、だからこそ除雪体制も万全な石徹白地区にはスキー場が2ヶ所あります。

2021年1月11日(月・祝)、金曜日も小学校が臨時休校になり4連休となっている子ども達と
我が家から車で5分のウイングヒルズ白鳥リゾートスキー場へ行きました。

10日の報道で「道路除雪のため一時的に通行止め」という状況が、
なぜか「孤立」という言葉で報道されたからでしょうか。

その日のうちに通行止めは解除されて、郵便も宅配便も届く状況になっています。
もちろん、冬タイヤは必須ですが車の往来は通常通り可能です。

しかしとても3連休とは思えないほどの少ない来客数。
駐車場もチケット売り場もリフトもゴンドラもすいすいでした。

私達3人(息子は背負って)は午前中から夕方まで
約6時間(休憩1時間含む)で20km超を滑りまくり。

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空いていて滑りやすいのですが、運営としては心配になります。
石徹白地区からも働きに行かれている方も多くいらっしゃいます。

雪が多く降ることを嘆くのではなく、
それを暮らしの糧にする。働く場所としても重要です。

夏も滑れて西日本最速で冬はオープンする、
このスキー場。

昨年は雪不足に後半はコロナ禍。
今シーズン雪はたっぷり有るけれどコロナ禍に加えて、
全国ニュースに巻き込まれました。

既に昨日のうちに通行止めは解除され、
天然温泉「満天の湯」と共に通常営業に戻っています。

ただ来てほしいと言っても何ですから。
私達が今日、経験した絶景をお届けしてお誘いしておきます。

朝からゴンドラで山頂へ一直線。
雲海と雪山の絶景!待ってました!

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言葉にならない美しさです。午前中の
早い時間帯がおすすめ。

昼間は青空に映える森の木々と弧を描くシュプール。
フカフカの雪に埋まるほどでした。


そして午後14時30分ごろです。

ゲレンデの途中で娘が虹を発見。
息子を背負って滑っている私が追いつくと、教えてくれました。

ゲレンデの端っこに停止して空を見上げます。

まず気づいたのは太陽の周りに「ハロ(日暈)」が出ていました。
綺麗だなー。


でも、これは何度も見たことがあるし、
それほど珍しくはありません。

しかし、しかし、太陽が3つあります。

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なんだこれはと。

「幻日」呼ばれるもので、
太陽の両脇に今回は出ていました。

ちょっと珍しいぞ。

これだけでも十分に感動できました。

しかし!!

ここからです。

なんと、ハロよりも離れた場所。

上空に環天頂アーク、
さらにラテラルアークと思われるものが出現しているじゃありませんか。

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虹の舟が空に浮かんでいるのです。

初体験に私達、ぽかーんと口を開けていたかもしれません。

なんとか写真におさめておきたいと思いアイフォンを駆使しましたが、
最大限に引き出せたかどうか。

なかなか全体像が入りません。
率直に言って、人間の眼はなんて素晴らしいのだろうと思いました。

一気の豪雪で誰もが連日の雪降ろし。
ちょっと疲れも出て来るころですが、
こんなに晴れていれば働きたくなるもの。

そこを切り替えて、私は休日にしました。
これで大正解。

私も子ども達と遊ぶことに集中できて、温泉でゆるめてリフレッシュ。
妻もひとりの時間ができて、ゆっくりできたもよう。

20年ほど前に日本山岳会の隊に紛れ込んで、
北米最高峰のデナリ(別称マッキンリー6,190m・アラスカ)に登頂しました。

その時の大蔵隊長がされる判断を見倣って真似しました。
登頂率30%にも満たない状況で、いかに多くの隊員を元気に登らせるか。

様々な工夫を肌身に感じられたことは大きな財産です。
なかでも、晴れて風もなく素晴らしい天候の時こそ休む。

その英断、一人ひとりと天候への観察力が10人中8人を頂上まで導き、
全員を無事に下山し帰宅させた大きな要因の一つだと思います。

豪雪で一気に降り積もったことばかりが強調されたり心配されますが、
本番はこれからです。

屋根に積もったら降ろす必要があります。
一気に落ちてくる場合もあります。

降ろしたら片づけたり軒先がつながらないように面倒をみる必要があります。

自分の家だけでなく、親戚つながりの家々を回っている方もいます。
1月大寒はこれからで、2月中旬までは同じ事が起きるかもしれず油断なりません。

気候変動で日本海の水温が上がり、
湿気を帯びているところにシベリア寒気団が送り込まれています。

この貴重な3連休があっという間に終わりました。
それは、通常の仕事や学校が始まるということでもあります。

過疎高齢化とコロナ禍に加えて災害級豪雪の中で、
本当に助けあいや応援が必要なのは今ココからなのです。

2mの雪が突然!?

あなたの御宅の玄関前に出現したらどうなりますか?

みなさんの親戚だけでなく、石徹白地区にご縁があったり、
友人知人がいらっしゃる方、何らか電話やメッセージなどで声をかけてみてください。

報道では知ることができない現状に出逢うかもしれません。

安全に走れる装備(スタッドレスタイヤに4輪駆動)があったりするならば、
コロナ対策をしたうえでご来訪ください。

明日でなくてもかまいません。1日や2日では終わりません。
屋根雪も少しずつ下して凌いでいる家がたくさんあります。
生きていく知恵がそこかしこにみてとれます。

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休む時は意図的に。
長い冬を楽しみながら春を待ちます。

屋根の雪降ろしができなくてもいいのです。
長い目で関われることや、あなたの日常や仕事とつながっている
何かを探して提案や声をかけていただけると嬉しいです。

石徹白地区のお店や会社、スキー場や温泉などの
製品やサービス、体験も買って応援してください!

自然の営みで培われたものたちで、
あなたの日常を笑顔に!

無条件幸福!!

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※図はこちらのホームページを参照してください。
http://www.02320.net/ice-halos/
https://weathernews.jp/s/topics/201711/140095/

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