韓国大学院留学:奨学金問題
留学しながら、お金をもらえると嬉しいですよね。
それを叶えてくれるのが、いわずとしれた奨学金
今回の記事では、韓国大学院留学に際して利用できる奨学金について紹介したいと思います。
奨学金は大学(大学院)生活を豊かにするためにあった方がいいですよね。。。
(心からの叫び。。。絶対、奨学金あったほうがいいと韓国の大学院で生活して感じています。)
と言いつつも、私は正直言って”奨学金”という言葉が嫌いです。
奨学金って、漢字のまま意味をとるととてもいい感じなのですが、
日本で使われる”奨学金”の意味するところは、ほとんどの場合”学生ローン”だと思います。
なので、いつも”奨学金”ときくたびに
”学生ローン”と奨学金を区別しろよ!”
と心の中で思います。
この記事で扱う”奨学金”は””なしの奨学金です。
(借りたお金を返す必要のない奨学金の方です。)
○JASSO
では、具体的にはどのような奨学金が利用できるの?
一番の有名どころはJASSOではないかなと思います。
おそらく、この記事を現在読んでいる人の多くはJASSOについてご存知の方が多いと思うので簡単にだけ紹介したいと思います。
JASSOは大きく分けて貸与型と給付型があります。
給付型の場合、年齢制限や語学力制限、大学での成績による制限などがあります。
奨学金の申請は、在学中または卒業した大学からしなければいけません。
詳しい情報はJASSOのホームページ↓で確認してください。
私は応募していませんが、国からの奨学金を得ていると大学院側からは国からも求められている優秀な学生だという認識を持たれるらしく、海外の有名な大学院にも受かりやすいという噂を聞いたことがあります。
(*これが正しいかどうかは全く定かではありません。)
JASSOの奨学金に応募した先輩の話によると、膨大な量の資料を用意しないといけないらしく、余裕があるうちに準備に取り掛かった方がいいらしいです。
○大韓民国政府奨学金
続いてはJASSO関連の奨学金の大韓民国政府奨学金です。
先どのほJASSOの奨学金は海外の大学院へ正規留学する人全員が対象でしたが、
この大学民国政府奨学金は韓国の大学(大学院)に留学する人専用の奨学金です。
奨学金の対象者は約10人
先ほど書きませんでしたが、JASSOの奨学金に新規で採用される人数は1年間で、世界各国の大学院に通う学生を対象として約100人です。
このことを踏まえると、韓国の大学院に通う学生だけに絞って毎年10人の枠が与えられていることは、奨学金を得られる可能性がとても高いと思います。
というのは、私自身韓国の大学院に通っていて全然日本人の大学院生を見ないから
事実、まだ2人の日本人大学院生にしか会っていません。
教授の方とも話しましたが、
”韓国に日本人が来て勉強するのは珍しいね。あなたが初めて韓国であった日本人学生ですよ。”
と言われました。
(もしかしたら、私が韓国に来て、英語で学ぶプログラムにいるためかもしれませんが。。。)
私自身、韓国の日本人学生のコミュニティに所属していないので、どれだけの学生が大学院に留学しているのかはわかりません。
しかし、個人的な体験をもとに考えると、すごく少ないと思うので、応募する価値はあると思います。
(奨学金を貰えれば、学費や航空機代、寮費がタダでかつ毎月約9万円のお金が韓国政府からもらえます。)
上記のサイトの”Menu”のタブを開けば、奨学金についての情報が出てきます。
もちろん日本語で、”大韓民国政府奨学金”と検索していただければより詳しい、内容や、実際に奨学金を獲得した学生の体験談などが出てくるので、本稿よりも参考になるかもしれません。
もちろん、この奨学金を得るにも、JASSOと同じように大学生時代の成績や年齢による制限はあります。そして日韓の友好的な関係を促進する意欲があることが求められます。
学生時代の成績の制限はJASSOよりもかなり低いと思います。
例えば、GPAが4.0 で換算される場合、2.6/4.0あれば奨学金に申し込むことができます。
私は、この奨学金の存在についてを大学3年生のうちから知っていましたが、最終的には申し込みませんでした。
その理由は、成績が悪かったや年齢制限に引っかかっていたからではありませんし、むしろ学生時代に”日韓学生フォーラム”に参加するなど、日韓の友好関係構築に対して意欲的な学生でした。
では、なぜなのか?
その理由は、この奨学金を獲得できた際に課される条件です。
奨学金を獲得できた学生は、韓国語の能力を身につけるために約1年間語学学校に通うことになります。(TOPIK5以上の韓国語能力を既に持っている人は語学学校に通う必要はありません。)
私は、韓国語をほとんど勉強してこなかったので、語学学校に通う運命を避けることができない状況でした。
私は確かに、大学院進学段階では、研究者になる道も考えていました。
その道を極めるためには韓国語の文献を読めるようになることは私の強みとなる可能性は大いにあります。
しかし、私の中では大学院卒業後は現場に出て、日本語または英語を使用して世の中のために貢献したいという強い思いがありました。
*私は韓国が好きですが、韓国が好きだから韓国の大学院に留学したのではなく、私の学びたいことが英語で学べる大学院が韓国にあったため韓国に留学しました。
そのため、韓国に渡って韓国語で話すことや学ぶことが目的ではありません。
そのため、人にとって活力のある20代の貴重な一年を語学学習だけに費やしたくないという思いが私の中にありました。
この理由から大韓民国政府からの奨学金に応募しませんでした。
おそらく私みたいな理由で韓国の大学院に留学する人は少ないと思うので、
ぜひ大韓民国政府奨学金に応募してみてください。
(私みたいな理由で韓国に留学する人でも、韓国語能力を身につけている人は語学道のステップを飛ばせるので、奨学金に応募するのがおすすめです。)
○大学の奨学金
他の記事でも書いてきましたが、多くの大学は学生に対して何らかの奨学金を準備しています。
注意点として、大学以外の機関から奨学金をもらっている人は高い確率で学校からの奨学金をもらえないことです。
(それができたら、夢のようです。笑笑
研究活動に集中することによってお金を稼げるので、学生にとってはいいことしかないと思います。笑笑)
プログラムの資金が潤沢な大学院は学生に気前の良い奨学金制度を用意しているので、フル活用しましょう。
ただし、多くの場合は学業成績が奨学金をもらえるか、もらえないか、またはその金額を決めるので授業は真面目に受けましょう。
○その他
他にも財団や企業によって提供されている奨学金もあります。
また、一度企業や公務員として仕事を得た後に、企業のお金や国のお金で大学院生となることもできます。
財団や企業によって提供されている奨学金については
他の方が書かれた利用できる奨学金のまとめ記事を参考にしていただければと思います。それぞれ対象者や条件が異なるので注意深く申請できる奨学金を探しましょう。(奨学金によっては、将来のキャリアパスに制限がかかることがあります。)
企業や財団による奨学金については、ネットで検索すればまだまだ出てくると思うので、機になる方は、ネットで検索してみてください。
(もしかすると、韓国語で検索すると韓国企業や財団から留学生向けの奨学金があるかもしれません。)
○トビタテ!は使えないの?
トビタテは留学をしたいと思った人なら知っている奨学金だと思います。
しかし、結論から言うと、この奨学金は海外大学院の”正規留学生”は対象には含まれません。
この奨学金の対象となっているのは、日本の教育機関に所属し、海外に留学を志す人たちです。
そのため、正規学生として海外の大学院に正規学生として所属することになる学生は対象外です。
(私は、この事実を知った時とても悲しくなりました。)
○おわりに
今回は海外に留学する学生なら気になる奨学金についてまとめてみました。
ただでさえ、勉強によって時間がほとんど持っていかれる大学院の生活では、
奨学金があるかないかでは、生活が大きく変わってくると思います。
競争率の高い奨学金を獲得することは難しいかもしれませんが、中にはマイナーで獲得しやすい奨学金があるかもしれません。
今回の記事が読者の奨学金の選択肢の幅を増やすことにつながったのなら嬉しいです。
長文読んでいただきありがとうございました。
次回の記事もぜひ読んでください!
(よろしければ、韓国大学院に留学するまでと大学院での生活をまとめてある、「韓国大学院留学」と「韓国大学院生活」も覗いていただけると嬉しいです!)
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