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キャリア形成を考えてみる

まずは自己紹介 

はじめまして、Takuです。
日頃はIT関連の仕事に携わっており、SE/PM歴が最も長いのですが、社内SEやITコンサルとして仕事をしていたこともあります。
ITとつくものなら、運用からシステム構築、システム企画、ビジネス課題の解決策検討まで色々やってきました。
仕事以外に色々な活動をしていますが、APMP日本支部運営やあるプロダクトの開発コミュニティ、はじめてのハッカソンイベント運営のお手伝いなどをしており、過去にはビジネスモデル図解研究所にも関わらせていただきました。
吹奏楽も復帰したいのですが、まずは楽器掃除からなので、ちょっと億劫です。

さて、noteを書き出そうと思ってみると続けられそうなネタがあまりないことに気づきました。
ただ、就職・転職経験は7回9社(M&Aがあったので、数が合わないです)、常駐含めて3ヶ月以上在籍していた会社は15社になるので、会社の雰囲気の違いや馴染み方など色々参考になるかもしれないと思いましたので、それを綴ろうかと思います。
この経験をもとにおっさんレンタルで転職相談にもよくのっていましたが、結局持ち出しになってしまったので、お金払ってまでやることではないなと思って、おっさんレンタルはやめました。
ただ、もし相談があれば、いつでもご連絡ください。

少し話が逸れましたが、まず今回は概要として、これだけ多くの転職の契機になったことを記載しておこうかと思います。
もし、その転職による年収の変化が気になると言うかたが多ければ、有料公開のnote投稿してみたいと思いますので、コメントください。

最初の転職:外資系ベンダーのSE/PL/PM→外資系事業会社の社内SE

では、早速。転職の契機になったことをつらつらと記載していきます。
初めての転職を決断した時に一番きっかけとなったことは、社内でのコンサル職への挑戦が認められず、『うちの会社にはコンサルティングの仕事はない』とまで上司が言い切り、キャリアの道筋に陰りが見えたことです。
その前の段階で、リーマンショックの影響で自分で仕事を見つけてこいと言われ、社内営業のすえ、コンサルタントの仕事をお手伝いした際にも、この上司の方は、事前にこの仕事をすることを承認していたにも関わらず、最低評価をつけてくれたことも影響が大きいです。ただ、もうこの方のお名前も忘れてしまいました。私はそれくらい希薄な感情しか持っていないのかもしれません。よく言うと前しか見ていないとも言えるのかもしれないですが、どうなんでしょうね。
さらにもう少し考えてみると、今になってみれば、このタイミングで発奮して頑張れば違う道もあったかもしれませんが、転職活動をした結果、日本支社は小規模でしたが、某外資系医療グループの医療機器卸会社から年収3割り増しでオファーをいただけたこともあり、コンサルタントではないですが、社内SEとして会社のIT関連を全てとりしきれることにも魅力を感じ、転職することにしました。
その辞めた会社はその後、そういったコンサルティング職的な要素を強めましたし、途中吸収合併で会社名は変わりましたが、一番長く携わった新卒入社で入った最初の会社でもあったので、思い入れはかなりあり、感謝も転職の後悔もありますが、メリットの方がかなり上回る転職をさせていただいたと思っています。
転職をすると年収が下がるとよく聞きますが、知識、経験、資格が揃っている状況なら、必要としてもらえるところからは相応の金額提示があることも知ることができた良い経験でした。

2回目の転職:外資系事業会社の社内SE→日系銀行子会社の社内SE

次の転職は外資系医療機器卸会社からリストラにあったことが契機となりました。会社の業績が回復せず、日本の社員も半数位に減る状況でしたので、1年と3ヶ月ほどで退職となりましたが、ちゃんと退職金も約半年分ほど貰えたので、仕方ないと思えました。残業は少なく、収入は高く、そして、ヘルプデスク業務、社内Webサービス案件、オフィス移転と色々な仕事をさせていただきましたし、密度の濃い、実りの多い時期だったように思います。
この転職では他にベンチャーに行く道もあったのですが、リストラにあったこともあり、ちょっと日和ってしまい、ある銀行の社内SEになりました。

3回目の転職:日系銀行子会社の社内SE→日系中小SIerのPM(一応部長職)

続いて、銀行子会社の社内SEを辞めることになったのは、簡単に言うと仕事が面白くありませんでした。付け加えると、キャリア形成の方向性としては違うということを痛感した為です。
今になって思うと銀行子会社に入ったことは道を誤ったように思いますが、一度しかない人生、遠回りもいい経験になって面白かったと思います。
精神的にも金銭的にも色々辛い時期でした。ここでも1年半ほどしか持たなかったのですが、大きな案件を経験させていただいたこと、日系ってこういうもんなんだと言える実経験を得られたことはとても良かったと思います。惜しむらくは会社で推奨されていた資格など銀行員でないと取れない(取らない?)ような技術をちゃんと身につければ良かったです。
とは言え、金融系に戻りたいという気もないので、まぁ、当時忙しかったこともあり、仕方ないだろうと思います。
その後、面白さを求めて、ITベンダー側に戻ってきて、設立10年目を迎えたベンチャーとはもう言えない中小企業(SIer)に入社しました。

4回目の転職:日系中小SIerのPM→日系ITベンチャーのPM

中小SIerで面接をしてもらった方や、他のエンジニアの方々など面白そうだったのですが、SES(派遣のような仕事)で外に出ることが多く、この会社から得た実りは少なかったように思います。
ただ、常駐していたお客様先は大手通信キャリアで、サービス企画的な仕事を経験させていただき、結構楽しくはありましたし、この常駐していたお客様先で得た経験はとても貴重でとても有益でした。まだアジャイルなどそれほど話題になっていなかった頃にリーン開発に関われ、実地の経験を得られたことはとても良かったと思っています。ここでも1年半ほどは我慢したのですが、事業開発ではありますが、何かしらのプロダクト開発に関わる仕事でもなく、やりたい事とは言いづらい業務内容だったこともあり、再度転職しました。ちょうど私以外もどんどん人が辞めていった時期でもあり、社員が辞めたいと思うようなことがいくつかあったのだと思います。
このようなこともあり、次にいわゆるITベンチャーと言われるアプリやWebサービスを開発する会社に入社しました。今度こそ開発に携われることを確認しての転職でした。

5回目の転職:ITベンチャーのPM→ベンチャーコンサルの平コンサルタント

ITベンチャーはSES事業で収入の多くを稼いでいました。ベンチャーはそんなところが多いのかもしれないですね。ただ、私は当初希望通りに開発部署に配属されました。もしかするとここの社長、役員が一番社員のことを考えてくれていたかもしれないです。
ここで、しょっぱな一年間はキャリア系のお客様の新規開拓をして支援システム開発、ゲーム開発の支援、ソーシャルアプリ開発など、楽しく仕事をしていました。そのおかげか、初年度にMVPをいただくくらいの活躍はさせていただきました。
しかし、翌年度は開発部署の人員は少ないはずなのですが、直属上司に気に入られなかったのか、開発の仕事から干され、プリセールスとして営業的な仕事をするようになりました。もし何らかの意図があったとしても話してもらわないことには伝わらないため、そう言ったことを聞く機会もなく、悶々と過ごしていました。
ここで、プリセールスからSESとして外のコンサル会社に出され、コンサルの仕事をしれたこともあり、また、所属している会社の方針等に我慢できなかったこともあり、転職を決意しました。皮肉にも私を干した方は同じ日に退職されることを退職直前に知りました。
それを知っていれば転職活動しなかったのですが、引き止められなかった理由はわかりませんが、その程度の必要度だったということだったのでしょうと理解しています。ここでは今までやったことのないゲーム開発等のプロジェクトに関われたのですが、具体的なソースコードなどをみる機会も作れず、自分の中にあった色々なことは提供しましたが、得られたものは多くなかったように思います。ただ、会社は別に慈善事業じゃないから期待するのはよそうと思うようになりました。
そして、次はちょっと色々あったのですが、ベンチャーのコンサル会社に入ることにしました。キャリア形成を考えて上流工程やコンサルという仕事の実態を掴みたかったという気持ちもあったかもしれません。

6回目の転職:ベンチャーコンサルの平コンサルタント→現職ネクストユニコーンベンチャーのシニアPM(=平PM)

コンサル会社はベンチャーだからという言い方をすると他の会社に悪いのですが、色々いい加減、外資系コンサル出身の社長なだけあって、役職やジョブデスクリプションなど一応存在していましたが、これらの定義など、書いている通りにできないなら決めておいて欲しくないなとつくづく感じました。
そう言う意味では一つ前のITベンチャーの方が決まりごとはなく、評価制度決定の時には私の経験も頼っていただいた位でしたので、以前の会社の方がやりがいがあったと感じていました。
このコンサル会社にはすごい優秀な人も多くおられました。しかしながら、この時にやっていた仕事はコンサルの仕事ではなかったのかもしれないと今になって思う位には、コンサルという仕事に失望してしまいました。
でも、常駐していたいくつかの会社ではとても素晴らしい経験をさせていただきました。日系大手ITベンダーの方々と一緒に仕事をさせていただくことも多く、これ以上はここでは書けないのですが、各社の事情を色々聞け、また良い経験をさせていただきました。
その書けないところを聞きたいという人は友達になってください。
飲みに行きましょう。そこでなら言えるかもw
このコンサルで経験した失望は自分の不甲斐なさでもあり、自分を鍛え直す必要性も感じました。そこで、これまで形成してきたキャリアでほぼ全てのIT関連職と多くの業種・業態の会社様に関わることができ、改めて今後必要となるPM経験の鍛え直しと英語力の鍛え直しを期待して現職に入社しました。
しかしながら、一年半たった現在、社内ではPM能力はないように思われているようで、PM職のやる仕事はさせてもらえませんし、私のコネクションで仕事を取ってきたり、私の知見を元にしたお話をしてもお役に立てていないようで、適切な評価もなされないようなので、そろそろ次を考えているところです。
これは評価してくれない、役立ってないといういじけた後ろ向きの感覚からというより、お互いに見切りをつけた方がいいんじゃないかとの判断です。会社側からは言えないでしょうから、自分から去るのがいいかなという感覚です。

最後にキャリアの軸について

ここまでつらつらと書いてきましたが、新卒での就職経験を入れて7回の採用経験や吸収合併、開発、SES等の常駐含め、15社ほどの会社での勤務経験を通して、私は一貫してIT関連職にこだわっています。もうこれしかできないということもありますが、私の中での仕事をする軸になっているのは、仕事においてhonestyを貫き、社会に役に立てる仕事ということで、この仕事をメインで継続することはブレないと思っています。
ちなみに副業は色々やっていますが、そのことはここでは全く触れていません。

もし、就職、転職、キャリア形成、生き方に悩む方がおられるなら、是非相談してください。交通費とお茶代さえ持っていただけるなら、どこでもいきます。

どなたかのお役に立てるのであれば、時間が許す限り協力させていただきます。同じような活動をされている方も多いことにも最近気づきましたので、サポートいただけるのであれば、そういった方々とのコミュニティ形成ができるよう利用させていただきたいと思います。