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1対1で相手を抜き去るために必要な要素

こんにちは、サッカー・フットサル専門トレーナーの梅田です。

ドリブルの1対1で相手を突破する、
サッカーにおいての魅力の一つで、選手にとっては楽しみの一つだと思います。
・1対1では負けたくない。
・1対1で相手を抜いてゴールを決めたい
と思っている人は多いと思います。

今日は、そんな1対1についてトレーナー目線の話をしていきたいと思います。

今、1対1が苦手という選手や
昔は抜けたけど、大きくなるにつれて1対1で勝てなくなってきた
という選手は参考にしてくださると良いかと思います。


1対1の勝敗を決めるのはスピードや技術だけではない

さて、1対1の上手い選手をみていると
まず目につくのが「異常なスピード」や「足元の技術」かと思います。

確かにスピードのある選手、足元の技術のある選手はとても1対1の突破で非常に有利です。

しかし、これらだけでは、
むしろ中学生の後半→高校生→大人になるにつれてそれだけでは勝てなくなっていきます。

相手の重心をみて逆を取ったり、
コート全体の敵味方のバランスからドリブルの種類を変えたり
方向転換と加速においてタイミングをズラしたりと、
様々な要素で相手を抜き去ることができます。

そういう意味では、
・相手動きやコート全体を把握する情報収集力
・相手を惑わすなめらかかつダイナミックな動き

などの力も徐々につけていきたいものです。
それぞれ解説していきたいと思います。

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1.相手動きやコート全体を把握する情報収集力

1対1で相手の逆をとるには、
相手の動きやコート全体のバランスをみる情報収集が必要です。

そのためには、
「視野」と「認識」の2つが大切になります。

【視野】
ドリブル中でも、1対1の相手に対して、
相手の足だけでなく、せめて肩の高さまでは
見えるくらいの視野を確保できると良いでしょう。

その時、相手だけでなく、その背後にある、空間全体も見れているとよいでしょう。

【認識】
視野から入ってきた情報を
正しく知ることができているかどうかが認識の力です。

相手を見たとき
・その相手がどちらに重心が寄っているのか?
・どちらに動こうとしているか?
・どちらへの方向転換が遅そうか?
がわかるようになることが大切です。

また相手の後ろにある空間(コート全体)では
敵と味方ががどこにいて、それぞれの選手はどのような動きをしているのか?
これらも把握しておきたいです。

ここの認識が高まれば
ドリブルで相手の逆をとることが
できるようになります。

そしてこれらを実現させるためには、良い姿勢でドリブルをすること、
力みなく、リラックス姿勢でドリブルができることが大事になります。

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2.相手を惑わすなめらかかつダイナミックな動き

1対1で相手を抜き去るには、
相手を惑わす(騙す)必要があります。

フェイントがすべての場面で必要ではありませんが、
フェイントをするときは、相手に自分の行きたい方と逆の印象を与える必要があります。

そのためには、
なめらかかつダイナミックな動きをすることが大切です。

この実現は、
ここで足だけではなく、上半身の動きがキーポイントとなります。


肩の動き、胸の向き、素早い回旋、重心移動などが
相手を騙すための大事な要素になっていきます。

普段から手を使う、腕を使う、
大きく体を動かし、腕と体の連動が出ている状態で運動をすることで、
このような体を作っていけます。

足だけでサッカーをしていると、
学年が上がるにつれて、相手に勝てなくなることが増えてきますので、
できるだけ小さなうちから手を使う習慣をつけていくと良いと思います。

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まとめ

スピードや足元の技術に加え、
上に書いた、情報収集能力、相手を惑わす上半身の動きなどが
高まっていくことで、1対1で相手を抜き去ることができるようになります。

これらの獲得は、段階を経て、徐々に身につけていきますが、
意識をしながら練習に参加したり、工夫しながら自分でトレーニングすることで、
プラスになっていくと思います。

是非、小中学生のうちから、
少しづつ取り組んでほしいことの1つになっていけばと思います。


最後までお読みいただきありがとうございました。
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