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【IT用語】デファクトスタンダード

用語説明

デファクトスタンダード

公的に基準になっていないが、実質的な世界標準になっていること

De Factoデファクト = ラテン語で『事実上の』

Standardスタンダード = 標準、基準




解説

事実上の基準となっているもの。公的に、オフィシャルでこれにしてください!といった標準もなく、市場競争で勝ち抜き、いつの間にかそれが基準となること。

言葉だと分かりづらいと思うので、例を出してみます。



「DVD・Blu-ray」 それまではVHSといって四角いビデオテープが主流でした。しかし、情報量を多く取り込めて高画質・高音質に再生できるDVDやBlu-rayが世に出回り、それが当たり前のように売られてます。

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↑VHS↑

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↑DVD・Blu-ray↑



「USB端子」 Type-Cとかって聞きますよね。表裏関係なく差し込めるタイプです。それまではmicro USB Type-Bというものが主流でした。iPhoneだとLightningケーブルですが、AndroidだとType-Cが基準となってます。

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↑micro USB Type-Bの先端

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↑Type-Cの先端↑



…といった感じで、別に決めたわけではないけれど、市場の流れといいますか、いつの間にかそれが基準となっていくこと、それがデファクトスタンダードと呼ばれてます。




思ったこと

このMicro USB Type-Bは面白いなぁと個人的には思いました。

上にも書きましたが、DVD・Blu-rayやUSBの話はいつの間にかそれが基準となってますよね。

技術の発展とメーカーの努力、市場の流れによって生まれるものだと思います。

Type-Cが出てきたときは、「え、もう表裏関係なくさせるんだ。スゴイな」と感動してました笑


元々はコンピュータ関連で使われていたもの。De Factoだけなぜラテン語なのかは不思議ですが、語感として言いやすいので用語としては個人的にお気に入りです。





今日も良い一日になりますように!


※画像は写真ACから

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