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Rubyエンジニア採用が難しい3個の理由

昨日は https://note.com/takuya_stmn/n/n02e627b9afc3 で会社のアップデートを書きました。プロダクト系職種の中でも、特にコロナによるフルリモートがどの会社でも当たり前になった頃から採用難易度が増してきた、Webバックエンドエンジニア、とりわけRuby on Railsエンジニアの採用の難易度が難しくなった理由について、Rubyを25年間、Ruby on Railsを18年間やってきた中、感じたことを軽く書きます。

1. オワコンである

「Rubyが死んだ」「Ruby on Railsは死んだ」みたいな言葉は何度も聞きました。Ruby / Ruby on Railsを使った開発を始めたころから辛さはありましたが、一定の生産性が出るということで利用ケース数は増えていきました。一方で、コミュニティベースの進化は独特の文化を持ち合わせていることもあり、中長期的な成長が想像しにくいところがある。産業界としても新規利用や継続利用希望率は残念ながら停滞気味であり、新規に若者がRubyやRuby on Railsを勉強しよう、というケースの割合は一時期より減少していることは間違いないのは事実です。
(しかし、だからと言って、そこで食いっ逸れることがあることを意味するわけではない。この点については別の機会に丁寧に書きたい。)

2. メンテナンスが大変である

参入障壁が低めな分、多種多様な形で開発が開始されるケースが多く、アプリケーションとして品質が担保できないケースが多々あり、そのメンテナンス工数が肥大化しているため、継続的なソフトウェア価値創出が難しい側面があると考えられます。

3. 日本国内において採用企業数が増えている

2015年前後くらいからWebアプリケーション、SaaSを作るにあたり、特に高い生産性を出せるということでRuby on Railsが採択されていったスタートアップが増えてきたように観測している。そのため、ここ数年特に需給バランスが崩れています。ソフトウェアエンジニアの有効求人倍率は10倍を超えたと言われているが、Ruby on Railsエンジニアのそれは30倍くらいなのではないかと想像しています。

おわり

採用シーンにおいて、Ruby on Railsエンジニア採用は、ツラいのはツラいでその通りと言えるが、経営の観点で言えば、制約というのは知的な活動として面白さがあると言えます⭐️

参考

  • 記事中で紹介した記事

Image courtesy: https://unsplash.com/photos/selective-focus-photography-of-faceted-red-gemstone-p8w7krXVY1k

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