読み手を意識するために、3A分析(読み手・期待する行動・空気感を絞り込む)を取り入れてみよう♪【第451回 読書会開催レポート】
『戦略的ビジネス文章術』読書会 第5回では、第3章「戦略」結果を出す3A分析 を読んでいます。いまから書こうとしている文章は「誰に」「何のために」書くのか、読み手の行動を引き出すために「どのような文体で語りかけるのか」を考えること(3A分析)を中心に、読書会で対話しました。
グループ対話の内容
読書会では、3~4名に分かれてグループで対話しています。各グループで対話された内容は次のとおりでした。「空気感とは?」「読み手を意識する」の2点に話題が集中していますね。
読み手を意識することを広げよう
読み手に合わせるための方法論
「空気感」を見落とさない。相手視点の手順を意識しよう。
ペルソナの設定は、日常の会話にも役立つ。
読み手ファースト
空気感は文面だけでなく、たくさんの要素で作られる
3A分析の具体的な例のシェア会
『空気感』とはいかなるものか? 空気感は相手の中にも自分の中にも元からあるもの。
相手目線で空気感を作る
シンプルかつ丁寧に
特定の1人に伝わる文章を相手の空気感を意識して作ろう
文章におけるKYとは?
分かりやすい文章のコツ=自分の裏の目的、相手の状況を把握
文章はシンプルに、シンプルで
みんなの3A分析の誓い
参加者の皆さんに、3A分析の誓いも考えて貰いました。
私の開催レポートを読んだ結果、参加者の皆さんに3A分析の活用を身近に感じてもらう。達成のためには、「対話で話題に上がった、具体的な活用シーンをタイムリーに伝えること」に気をつける。
私の文章を読んだ結果、はじめて読む人に「気づきが得られたので、行動したい」と思わせたい。達成のためには、読み手の人物を例示して考える。
私の文章を読んだ結果、「ペルソナ」に「良いね!」をもらう。達成の為に「シンプルさ」に気をつける。
読み手のペルソナを考えて文章を書こう。
とある業界の人に成長してもらもらう。達成のためには、短い文書で一瞬で読めるようにする。
達成のためには「相手の感情に合わせて伝える順番」に気をつける。
文章は「見せる」ことも考える
上司に報告内容を理解してもらう。そのためには何が問題なのか伝わるように気を付ける
私の文章を読んだ結果、「メンバー」に「行動」してもらう達成のためには「メール、チャット、電話、チャネルに投稿」のどの手段が有効か考える。
心理セラピーを受けようか迷っている方にセッション希望の連絡をしてもらう。達成のために、せっかくならば良いセッションを体験したいという思いを伝える。
私の文章を読んだ結果、顧客から必要な情報をもらう。達成のためには相手のノリにあわせる。
教師にポイントをしっかりとつかんでもらう。(達成のために)シンプルながらも、心に残ることに気をつけながら‥‥
無意識に3A分析できている瞬間
第4章の主題である、「3A分析」とは「Audience」「Action」「Atmosphere」を明確に定義することです。視点が読者にフォーカスすることで、読者に寄り添った文章が書けるということでした。
今回のグループ対話では、「メールを書くときは、無意識に3A分析ができているよね」という発言がありました。確かに、メールや手紙では冒頭に「○○さんへ」という書き出しで始まることで、自然と読み手を意識した文章になっている気がします。
なので、この読書会レポートのように不特定多数に向けて書いている文章でも、「○○さんへ」で書き出すことで、特定の読者にフォーカスしておいて、書き終わったら「○○さんへ」を消すと良かったのかもですね!!
今後の開催予定
モーニング読書会では、日曜と水曜の早朝 5:30~6:45 に様々なテーマで、オンライン読書会を継続開催しています。ご興味のあるテーマの回に気軽にご参加頂けますと幸いです。