課題とはめんどくさいことなのかもしれないという話
私の本業はWEBエンジニアです。それで、仕事以外でも個人でサービスの開発もやっています。
(このことを開発界隈ではよく個人開発って言ったりします。)
サービスを開発するときに意外に悩むのが、このサービスはどんな課題を解決するのかってことです。
ここでいう課題とは、困りごとのことです。
新しいサービスを開発するときは、開発をする前にどんな課題(困りごと)を解決するのかを決めなければなりません。
例えばマッチングアプリの場合を考えてみます。マッチングアプリもサービスなので何かしらの課題を解決するはずです。
マッチングアプリで解決する課題の一つは、「異性との出会いがない」という課題です。
マッチングアプリを使用することで異性との出会いがないという課題(困りごと)を解決できます。
※ 異性との出会いが欲しいのは、恋人が欲しいからであり本当に解決したい課題は「恋人が欲しい」ということかもしれません。が、あくまで例なので許してください。
それで、サービスを開発する際に大切な、この課題(困りごと)を見つけるのが中々に難しいのです。
で、課題とはなんぞやって部分を悶々と考えていて見えてきたことがあります。
それは「課題」とは言い換えれば「めんどくさい」ことなのでは?ということです。
先ほどの、「異性との出会いがない」という課題をもう一度考えてみると、この課題を解決する方法は実はマッチングアプリに頼らずともさまざまな手段がありそうです。
ナンパに挑戦する。友達に紹介してもらう。合コンを開く。社会人サークルに参加してみる。クラブに行ってみる。などなど。
ですが、どの方法を取ることにしても結構大変そうです。
ナンパするにしてもいい感じの服を買ってこなければならないかもしれないし、振られるダメージにも備えなければなりません。ナンパの時のトークも考えないといけないかもしれません。
そして散々時間かけたのに成果が0の可能性もあります。
このように考えると大変そうなのでやらないという決断をすることになるかもしれません。
なぜかっていうとめんどくさいからです。
めんどくさくないならやるはずなのです。
こう考えると「課題」イコール「めんどくさい」ことなのかもしれないと自分の中で思い始めました。
「課題」を探そうとするとこの言葉自体が少しあいまいなので中々課題を見つけることができないのですが、「めんどくさい」こととより具体的な言葉に置き換えると個人的にイメージが湧きやすくなった気がします。
「めんどくさい」ことを解消するサービスを開発する。そういうふうに思考を変えると探しているものは同じ「課題」なのに以前より見つけやすくなりました。たぶん。
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