見出し画像

リモート時代に求められる能力

こんにちは、みなさん。
アローサル・テクノロジーの佐藤です。

今回は、私の考える「リモート時代に求められる能力」について記事をまとめていきます。

少し古い本ではありますが、2006年初版の『ハイ・コンセプト「新しいこと」を考え出す人の時代』という本があります。

自粛期間中に読ませていただき、withコロナ、そしてこのリモート時代においてすごく重要なエッセンスが散りばめられていることに気づきました。

著者は、アメリカ合衆国の作家、文筆家のダニエル・ピンク氏がですが、大前研一氏が翻訳して出版されています。

これから必要となってくるのはどんな能力なのか?
個人的な意見や仮説を含みますが、みなさんの脳をインスパイアできれば嬉しいです。

それでは、どうぞ!

1.あなたは右脳派?左脳派?

今回のお話には、「右脳派」か「左脳派」なのかが重要になります。

メンタリストのDaigoは、右脳派?左脳派?そんなものはない!とも言っているので、そういった派閥?はないのかもしれません。

ただ、右脳を使う処理や、左脳を使う処理というものは存在するので、ここでは、日頃どちらの脳をよく使いますか?と置き換えてもらえればと思います。

なんとなく、感覚でわかっている人も多いと思いますが、先に診断しておきましょう!下記のサイトから診断できます。所要時間は、5分ほどです。


診断結果は、こんな感じです!

佐藤結果

私の場合は、若干左脳よりという結果ですね!想定通り。ただ、言語力はないと思うので、精度が心配です。笑

あくまでも脳を使う傾向値なので、良し悪しではありません。

みなさんは、どういう比率で脳を使っていましたでしょうか?


2.ハイ・コンセプトの時代とは?

読んでいないという方もいらっしゃると思うので、要約を載せておきます。

・この一世紀、西洋社会では分析的に社会を捉える思考やアプローチが大半を占めていたが、今、私たちは新たな時代を迎えつつある。

・新しい時代を動かす力は、これまでとは違う新しい思考やアプローチであり、そこで重要になるのが「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」である。

ハイ・コンセプトとは、チャンスを見出す能力、芸術的で感情面に訴える美を生み出す能力、人を納得させる話のできる能力、ばらばらな概念を組み合わせて新しい概念を生み出す能力である。

ハイ・タッチとは、他人と共感する能力、人間関係の機敏を感じ取る能力、自らに喜びを見出し、他人の人々が喜びを見つける手助けをする能力、ごく日常的な出来事についてもその目的や意義を追求する能力である。

・人間の脳は左右に分かれていて、左脳は論理的、分析的に情報を処理するが、右脳は直感的、本能的、包括的、全体的に機能する。

・これまでの時代を象徴する能力「情報の時代」を引っ張ってきた「左脳的」能力は今日でも必要だが、もはやそれだけでは足りない。

創作力共感喜び意義など「右脳的」な特質がこれらの世の中で重要な要素になる。

上記は、下記サイトから一部引用させていただきました。

ぜひ、本も読んでほしいのですが、上記のサイトでも概要がつかめると思います!

2006年が初版なので、かれこれ14年前。
実は、2006年からが第三次AIブームと言われ、ディープラーニングが登場した年でもあります。

私自身、データを扱う知的労働(ホワイトカラー)の仕事がメインで、数学的、理論的な仕事です。記事の内容を見てもらえればわかりますが、左脳的な内容が多いと思います。(ただ、会ってみると、印象は右脳的だと思われると思います。笑)

まだまだAIやテクノロジーでの代替は限界があり、今でもホワイトカラーの仕事必要とされています。そんのため、本としては、かなり先取りしている内容だと感じました。

3.リモート時代に求められる能力とは?

文脈から理解いただいたかたもいらっしゃるかもしれませんが、リモート時代求められる能力は「右脳主導思考力」です。

なぜならば、

1.合理的な仕事が、AI含め、テクノロジーに代替されるため
2.人の活動領域が、創造、妄想などのクリエイティブな領域になるため

です。


自粛期間になり、合理化が進んでいませんか?

ビデオ会議は、無駄が極端に省かれている気がします。
また、表情や雰囲気が読み取りづらいため、アイスブレイクも少なく、すぐ本題に入る傾向が強いです。

リモート時代の働き方が、メンバーシップ型から、ジョブ型(タスク型)に移行されていきます。メンバーシップ型、ジョブ型がわからない方は、下記の記事を参考にしてください。

実際弊社でも、リモートに切り替え1ヶ月以上立ち、ジョブ型を実践していますが、徐々に生産性があがってきています。会議も商談もスリム化されています。

また、先日下記の記事にも書きましたが、より人の心を動かすクリエイティブさが求められています。会わずして、販売する必要があり、空中線(広報/広告)の力が必要になります。広報や広告には「右脳主導思考力」が必要です。

注意しなければならないのは、「右脳主導思考力」だけあればいいというわけではありません。

先にあげました書籍「ハイ・コンセプト」の中では、このようなことも言われています。

感情を伴わない理論は、スター・トレックのようなスポック船長ようなゾッとする存在
理論を伴わない感情は、時計がいつも狂っていてバスが常に遅れているような、ヒステリックで涙が出そうな世界

右脳では、アイディアを出して、左脳では評価する。という構造で脳が使い分けられるため、左脳側の活用ももちろん必要です。ただ、検証や評価、解析はAI、テクノロジーの得意領域ですよね。


4.「右脳で左脳をサンドイッチにする」思考法

早稲田大学ビジネススクールの内田 和成教授 の書籍『右脳思考』では、優れたビジネスパーソンが意外にも、感覚・感情、直感、勘など、論理(ロジック)では説明できない「右脳」的なものを重視していると述べています。

また、内田教授の「結果を出す人は「左脳と右脳」を交互に使う」という東洋経済ONLINEの記事では、左脳だけでは仕事は進まない、右脳とのキャッチボールが必要だと述べています。

人間が仕事で何かアウトプットするためには、まずインプット、次に検討・分析、そしてアウトプットに至る。それぞれのステージでは、右脳、左脳、右脳が主な役割を果たすとも述べられています。

下記は、上記の記事から抜粋させていただいた図になります。

「右脳で左脳をサンドイッチにする」思考法

右脳⇛左脳⇛右脳で構成されていますね。
すべて左脳で構成されていたら、ゾッとしそうですね。

右脳の重要性がわかっていただけましたでしょうか?

論理的思考(ロジカルシンキング)、鬼速PDCA、マルチタスカーなどなど、左脳派のビジネスワードや、書籍は多いと思いますが、リモート時代に必要なのは、「右脳主導思考力」です。


ぜひ、これを気に右脳トレーニングをしてみてください。下記の記事に右脳を鍛える方法がまとまっていましたの、残しておきます。


5.おわりに

いかだったでしょうか?

私は、お世話になっている先輩にはよく言われます「面白くない」「想像力が足りない」「言ってることは理解できるけど、ワクワクしない」と。(書きながら悲しくなってきた)

お恥ずかしながら、この記事は、まさしく自分のために書いたような記事です。右脳が大事なのに、左脳的にまとまっててすいません!笑

好きな漫画や映画の紹介が、一辺倒の「面白かった!」や、内容ばかりのWhat?の説明になります。

そういう悩みを持っているひとはいませんか?

それでは、人は動きません。腹落ちして、行動に繋がるためには右脳にアプローチする必要があります。恐らくインプットは、右脳的にできているはず。検討分析も、左脳的に処理している。

足りてないのは、アウトプットを右脳で処理すること。
これは上記であげた記事での右脳トレーニングもそうですが、日々のコミュニケーションの中でも鍛えられるはずです。

簡単な訓練でいうと、自分が面白いと感じた漫画や映画が「なぜ?」面白かったのを右脳的にプレゼンすること。相手が「面白そう!見てみる!」とアクションに繋がったらば、あなたは右脳的にアウトプットができているはずです。

私も右脳によるアウトプットは目下練習中なので、良い訓練方法や、良い書籍などがあればまた記事化したいと思います!


それでは、また!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?