ピープル&カルチャーユニットを新設し、より一層企業文化に投資をしていく話
こんにちは!株式会社COMPASS 取締役の常盤です。COMPASSは「新しい学びの環境を創り出す」をミッションに掲げ、小中学生に対してAI型教材Qubena (キュビナ)を提供している会社です。
2022年1月にさらなる事業成長を見据えて、COMPASSは組織体制の見直しを行いました。私はこれまでプロダクト開発を管轄していたのですが、今月よりピープル&カルチャーという人事労務と総務を束ねるユニットを新設し、その管掌役員となりました。このnoteでは今後ピープル&カルチャーユニットとして何をしていくのかをご紹介したいと思います。
ピープル&カルチャーが目指すこと
まず全体像として、企業活動の全体像を上記のように整理しています。このビジネスモデルとカルチャーモデルの2軸の考え方は、唐澤俊輔氏の「カルチャーモデル 最高の組織文化のつくり方」という本で紹介されているもので、これを弊社用にカスタマイズしています。この本は企業文化について考える上でとても役に立ちました。未読の方がいれば是非一度読んでみることをお薦めします。
さて、弊社では事業のKGIとしてユーザーのカバレッジを見ています。小中学校の児童・生徒数は決まっているので、その中でのカバレッジに目標を置き、目標達成の為の戦略を立て(≒ビジネスモデル)、戦略実行のオペレーションに日々注力しています。また、その結果を見て、戦略やオペレーションを改善するPDCAサイクルをまわしていきます。
こうしたPDCAを企業文化に対しても行っていきます。戦略を実行していく為に必要なカルチャーモデルを計画し、ピープルマネジメントを通じて組織に反映し、エンゲージメントサーベイ等の結果を見ながら、繰り返し改善をしていきます。戦略を実行するのは、あくまで人であり、人によって形成される小集団です。小集団は、企業の公式な制度よりも、所属する集団のなかで容認された規範(暗黙のルールのようなもの)に従うと言われています。ともなれば、企業文化が事業の成果に与える影響は非常に大きく、ピープル&カルチャーユニットはここにコミットする組織です。
カルチャーを表現する7Sというフレームワーク
唐澤俊輔氏は著書の中でカルチャーを7Sというフレームワークで捉える考え方を紹介しています。
上述した企業文化にコミットするとは、ミッション・ビジョン・事業戦略を実現するための、整合性のとれた7Sを設計し、その7Sをカルチャーとして組織に定着させることにコミットすること意味しています。
例えば、スタンスは経営のリーダーシップのあり方と言い換えられるもので、以下の4象限に分類できるそうです。
スタートアップに多いのは全員リーダー経営で、MVVを中心にメンバーそれぞれがスピーディに意思決定をし、ある種カオスな状況になろうとも、それによって生まれる化学反応を歓迎するスタンスです。
しかし、COMPASSでは複数リーダー経営のスタンスを取ることにしました。権限移譲を行いMVVに沿った意思決定をより多くより速く行っていきたい。ここは多くのスタートアップと共通しているところで、中央集権型ではなく分散型です。
一方で、教育業界は、知識や経験、商習慣への理解などを他業界よりも強く求められ、また時間をかけた積み上げによって変化させていく必要性がある業界です。この業界特性を考えると、変化志向ではなく安定志向の方が適していると考えました。
では、複数リーダー経営のスタンスに適したストラクチャー(組織の構造・形態)はどういうものなのか?スタッフ(人の採用や育成)はどうあるべきなのか?…このように一貫性を持った7Sの設計と浸透にこれから注力していきます。
まとめ
以上、ピープル&カルチャーユニットを新設し、より一層企業文化に投資をしていく話でした。これまで長らくプロダクト開発を担当していた自分にとっては、学ぶことがたくさんある領域で、日々新鮮な気持ちで仕事をさせてもらっています。2022年はこの領域でしっかり結果を残していきたいです。
最後にお決まりのものを。もしCOMPASSで働くことにご興味があれば採用サイトをご確認頂けると嬉しいです!!
COMPASSのことをもっと知りたいという人は公式noteをぜひご覧ください!
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