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狂犬病ワクチン〜イスタンブール、アリカンテ〜

Hola
Buenos Días

今日は狂犬病ワクチンについて話していきます。

物語の始まりはトルコ、イスタンブール。卒業旅行をしている最中でした。その様子は前回のnoteにまとめてるので見てみてください!大好評で嬉しい次第です。

さて、そんな卒業旅行の最中に起こった悲劇、猫に噛まれた。ちなみに出血してました。

狂犬病。それは発症したら致死率99.9%の恐ろしい病です。正直猫ちゃんの状態から言って狂犬病にかかっていた可能性はかなり低いと思うし、イスタンブールは猫大国で噛まれた引っ掻かれた人は後を絶たないけど、狂犬病の発症に関しては報告が上がっていません。わんちゃんもたくさんいるけど基本みんなワクチンを打っているみたいです。

しかしなんと言っても死ぬ病。対策をすることに越したことはないし、何より猫ちゃんが狂犬病を持っていた可能性が0.0001%くらいだったとしてもそれを引いた時が怖い。なのでイスタンブールでワクチンを打つことを決意しました。

僕を噛んだ猫ちゃん。次の日ホテルの窓まで謝りに来てくれました。

僕は旧市街に宿をとっていたので、在イスタンブール日本国領事館の指示に従って、
İSTANBUL İSTANBUL EĞİTİM VE ARAŞTIRMA HASTANESİ
という病院へ。

病院の中は人でごった返してました。とりあえず受付みたいなところへ。トルコ人が行ってるところに行くとここじゃない、隣だみたいな感じで言われました。そして隣で受付。3時間くらいかかるけどいいか?って聞かれたので、待つよと回答。ちなみに会話は全部スマホの翻訳アプリでした。パスポートを出して、400トルコリラほどを支払って番号が書いたシールみたいなのをもらいました。

大人しく数字の勉強をしながら待つ僕たち。そしてとうとう721番が!

案内され医師っぽい人がいる保健室みたいなところへ。ただその診察室みたいなのもエゴを持たないと入れない、横入りされる感じでした。強い意志をもって行くことをお勧めします。

軽く問診みたいなことをされ、支払いに行けと言われたので先ほどの窓口に支払いに。300トルコリラくらいでした。ここで診断書と領収書をもらうことを忘れないように。

そしてまた医者がいるところに戻ると
Kudz
と書かれた紙を渡され、迷いながらもその部屋に到着。

おじさんが1人いて、色々紙を見ながらワクチンを打ってくれました。これで1回目は終わりです。

ちなみに1回目は48時間以内に打たなきゃ行けないみたいです。

打たれたワクチン@トルコ

2回目はその3日後。今回は電車に乗って病院に行きました。2回目は1回目にたらい回しにされた窓口で受付をしてくれました。

そのまま番号の書いたシールをもらって、また
Kudz
に行きました。

2回目はその後スペインに行かなきゃ行けなかったので紹介状みたいなものを書いてくれないかと頼むともらったサムネイルのカードの英訳版をくれました。

そして2回目はタダでした。打った後すぐホテルに帰れました。

3回目は場所が変わりスペインはアリカンテ。正直高い支払いを覚悟してました。

まずスペインはホームステイの予定だったので事前に知らせ、病院に確認を取ってもらっていました。そして病院もついてきてもらうことに。

打ってくれると言っていた病院の開業時間に並びます。しかしここにはないと。別のどこどこに行ってくれと言われ、そちらに向かうことに。そこの開業は少し遅かったので外で2人で雑談しながら待ってようやく入ってどうぞと。

うーん、ここじゃ打てないよ。

またかぁ…

そこの人に言われまた別のところに。そこに行くと受付してくれた!と思ったらワクチンはここじゃないと言われ、ワクチンのところに連れてってくれました。

ワクチンを打ってくれたところ

やっとだぁ〜って思ってそこからさらに順番待ち。その後医師に軽い問診をされ、いざ注射。ちなみにこの3回目が1番痛くなかった。

そして終わったあと、さぁいくらだ!と思ってたら
No necesitas pagar nada. (何も払わなくていいよ。)

ん?????タダ!?!?

はい、タダでした。どういう仕組みなんですかね?日本政府が負担してくれるのかな?それとも致死率99.9%だから?
よくわからないまま帰宅。運動控えなきゃ行けないけどお散歩してました。お酒は飲んでません。

4回目は今日打ちました。また同じ病院へ。予約もしてあるので比較的少ない待ち時間で打てました。

ただこれが1番痛かった…

だけどここでも支払いもなく、そしてワクチンを打ち終わった。

やっとこの呪縛から解放される…そう思いました。

狂犬病のワクチンは副作用があまりなく、あったとして腕の痛みと違和感くらいでした。熱も出ず、観光ができたのはとても良かったです。

意外とお金がかからず、海外の病院に行くという貴重な経験ができたなぁと。

まあ行かないでいいことがもちろん最善です。海外では動物を触る時十分気をつけてください。

そして結局Kudzってなんなんだ?トルコ語の猛者がいたら教えて欲しいです。スペイン語と照らし合わせると狂犬病のことかな?rabiaの欄に書かれてるから…
だとしたらそれ専用の部屋が公立病院にあるくらい対策に力入れてる国なんだなぁ…

そしてイスタンブール旅行するそこの君!猫に触っていいけどちゃんと指の匂い嗅がせるなどの猫マナーを守って、噛まれたら絶対に病院に行ってください。日本でのワクチンの値段は知らないけど命を第一に。たぶん日本は絶滅したはずとされているのでワクチンの値段が高いかもしれません。だけど死ぬよりマシなはずなのでどうか打ってください。

それではみなさんここまで読んでいただきありがとうございました。また別の記事で。

Hasta luego👋

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